MAG2 NEWS MENU

上海ディズニーは本当に「ガラガラ」なのか? 現地の日本人が調査

「上海ディズニーはすでにガラガラ」という報道が日本で流れたという噂を耳にした、無料メルマガ『上海からお届け! 簡単3分、写真で覚える生活中国語』の日本人著者で上海在住のジンダオさん。 「ならば調べてやろう」ということで、アプリ片手に実際の待ち時間を調査してくださいました。さあ、どんな結果が出たのでしょうか?

驚きの結末。上海ディズニー待ち時間を定点観測。観測【观测】

上海ディズニーガラガラでスッカスカ。中国でディズニーは受け入れられず! 的な報道が、日本のニュースで流れているという話しを耳にしました。

そこで「上海ディズニーは本当にヤバいのか? 日本が報道しない現地の生の声」の調査に引き続き、上海ディズニーランドが提供しているアプリ「Top to Explore」を使って、平日から週末まで1週間の待ち時間を調査!

ちなみにこの「Top to Explore」アプリ。園内のアトラクションの紹介と地図を使って位置情報を紹介。最大のポイントはアトラクションの待ち時間を教えてくれる点。6月16日にグランドオープンした上海ディズニーランドですが、偶然にも「Top to Explore」を使って7月1日(金)の待ち時間を確認していました。オープン間もない入園者がワンサカな園内と現在の園内の待ち時間。いったい、どのくらいの差があるのか? 数字で比較してみたいと思います。

今回は14のアトラクションを同時刻で待ち時間を調査。日本でお馴染みのアトラクションから、上海ディズニーランドのみ! というものまで、計測したのですが、こんな結果が待っていました。

同じ金曜日を比較すると、「待ち時間は7月時点とほとんど同じかそれ以上になっている」という点でした。

同じ金曜日で比較すると人気アトラクション「ロアリング・ラピッド」が、11月4日の11時は中止となっていたので待ち時間を計測できませんでしたが、それ以外のアトラクションの待ち時間の合計は、7月1日は350分、11月4日は460分。11月の現在のほうが待ち時間が長くなっているのです(7月1日の「ロアリング・ラピッド」の待ち時間を加味しても470分)。

計測不能なアトラクションはありましたが、7月より待ち時間が長いということは、入園者はそこまで減っていないのかもしれません。

ちなみに10月28日(金)の待ち時間合計は330分と短いのですが、この日の天候は雨。雨になるとやはり入園者数が少ないようです。10月30日(日)も待ち時間が短いのですが、この日も雨でした。グランドオープン直後に1週間計測していればと後悔です。

ちなみに計測したアトラクションで待ち時間が長いのは、「ジェット・パック」と「エクスプローラー・カヌー」と「ロアリング・ラピッド」。平日の月曜から木曜に入園すると比較的待たずに楽しめそうです。

平日が狙い目である点と、天候が悪くなれば入園者が少ない。これは日本でも同じなのですが、一概に「入園者が減った!」というのは、グランドオープン直後と同じ曜日を確認したのか? イマイチ怪しさが残る所です。

今日の振り返り! 中国語発声

观测(guān cè) 観測の振り返り!中国語発声はココから

迪斯尼(Dí sī ní) ディズニーの振り返り!中国語発声はココから

ジンダオのここだけの話

自分の目で確認する、すごく重要だなと思っています。上海ディズニーグランドオープン直後と現在、平日の人数もグランドオープン直後が多かったと思います。現在入園者が多少減ったかも知れませんが、天候や曜日など同じ条件で計測しているのでしょうか。

グランドオープン直後の週末と今の平日を比較しても、明らかにグランドオープン直後が賑わっているでしょうし、比較している事に意味がないように思えます。自分の目で確かめてみると、報道って本当なの? と思わざるを得ませんね

 

上海からお届け! 簡単3分、写真で覚える生活中国語
中国の日常生活でバンバン利用している、ちょっとした一言フレーズを現地写真と共に楽しく分かりやすく配信中。普通語1級中国人の音源付き。中国人社会で働いて知った風習や習慣マナーなども併せて紹介しています。
<<登録はこちら>>

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け