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映画『君の名は。』で話題沸騰。「口噛み酒」が商品化されていた

映画の見どころを斬新な視点で紹介する『映画野郎【無料メルマガ版】』。今回は、今年最も話題になった映画『君の名は。』についてのレビューなんですが…、メルマガ執筆者のひとり、原口一也さんによると、劇中に登場した「口噛み酒」が早くも商品化されているとのこと。一体どんなお酒なのでしょうか。

口噛み酒

今年最大のヒット作になっている『君の名は。』ですが、そろそろ年末ということで、例えば日経トレンディが選ぶ2016年の「ヒット商品ベスト30」の中の2位に選ばれたり、あと電通総研が発表した「生活者が選ぶ話題・注目商品2016ランキング」でも2位にも選ばれたりと、世間的な注目「商品」ということでも上位に入ってきてますな(それぞれ1位は「ポケモンGO」)。

そして台湾やタイ、香港などアジア各国でも公開され、そこでも1位の大ヒットを記録しているそうで。国内興行収入も先週末で189億円を突破して、いよいよ邦画歴代4位に。年内にはジブリの『千と千尋~』に続く邦画歴代2位になるのではないかという観測も出ている。

それだけに、映画ファンじゃない人やターゲットでないオヤジたちの間でもさすがに『君の名は。』が話題にのぼるようになってきましたな。今週発売の映画秘宝でも、みうらじゅん氏がコラムで『君の名は。』を取りあげていたのにはビックリしましたが。みうらじゅんも君の名は。は無視できなかったと。

それで、最近やっと見たっていう40代の知り合いと『君の名は。』の話になったんですが、やっぱりオヤジ目線だと、なんでこれがヒットしているのかという分析にまず入ってしまう。お話が昔からある設定の「いいとこ取り」だよね、みたいな。

あと下世話な目線に落として、やはり何に引っかかったかというと、「口噛み酒」だよね、って話に。見た人ならわかるかと思いますが、ヒロインで巫女をやっている三葉が劇中で米を口の中で噛んで発酵させて造るアイテムが「口噛み酒」。作品にのめりこむと、それを「飲みたい…っていう妄想が広がってくるわけです。

これはもう「三葉の口噛み酒として商品化したら絶対に俺は買うね、と思ってしまったんですが。自分だけでなく、映画を見たオヤジだったらきっとみんな買うんじゃないか。実際に口で噛んだ酒が商品化できるかどうかはわからないし、女性が噛んで造るのを想像するとちょっと風俗的な雰囲気も感じますが、普通に作った日本酒にそういうラベルを貼っただけでも、ビッグビジネスになるよねって、結局、儲け話に興味が移ってしまうのがオヤジの悪い癖

それで実際にひょっとしたらもう発売されているんじゃないかとネットで調べてみたら、岐阜県飛騨市の酒造の渡辺酒造店ってところから、劇中の容器を模した容器に入っている吟醸酒蓮菜 聖地の酒」という商品が今月もう発売されているそうな。映画公式商品ではないですが、映画の舞台になっている聖地・飛騨で造っているというのがいい。これは年末に向け話のネタになっていいかも。そんなところで。

原口一也

image by: 渡辺酒造店

 

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