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春休みこそ親が動く。いじめをなくすため学校側と話し合うべき事

小中学校などでは卒業式シーズンを迎え、新年度まであと僅かとなりました。無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』では、年度末の今だからこそ、我が子をいじめから守るために親が学校側にすべき確認、話し合う内容などをケース別に紹介しています。まさにこの時期が親御さんの動き時です。

学年末にやるべきこと

3月11日で、東日本大震災から6年が経ちました。復興も進む中、まだ避難生活を送っている方々も大勢いらっしゃいます。こうした方々が一日も早く、自分の生活が送れるようになればと思います。

そうした一方、昨年より原発避難いじめが問題になりました。文部科学省も、昨年12月、福島から避難している児童や生徒を受け入れている学校に、いじめがないか確認するよう通知を出しました。また先日、その実態を把握するため、初めて全国的な調査を行うことを明らかにしました。この調査は今月中に着手し、件数や発覚した際の支援の状況を詳しく調べ、結果はまとまり次第公表するとのことです。

ただ、文部科学省も調査をするのはいいのですが、その結果、何をするのかが問題だと思います。今まで通り、結果だけ公表するだけでは、何の進展もないのではないかと思います。明確な改善策を示し、現場を指導していくことを望みたいと思います。

間もなく学校は学年末を迎えます。保護者の皆様には、新年度を迎える前に、来年度からの環境がどうなるか、これをしっかりと確認しておく必要があると思います。

特に、学校と事前に話し合いをされている方などは、再度確認の話し合いをし、約束を守っていただくようにしましょう。

現在の環境でいじめが落ちついているならば、この環境を維持してもらうこと。すでに、クラス替えや担任の変更などをお願いしている場合は、きちんと対応していただけることを確認することが大事です。

また、校長先生や担任が、異動する場合もあります。その場合も、新しい先生に、話が伝わるようにしておくことが大切です。中学などに進学する場合も、今の学校から、次の学校へ情報を引き継いでもらうこと。できれば、新しい学校に出向き、現状を伝え、事前にクラス編成などのお話をすることをお勧めします。

安易に学校任せにしてしまうと、「言われていなかったから」と言って、何もしてもらえないことがありますので、十分注意をしていただきたいと思います。何事においても、万全の体制を整えるということは大事です。

新年度がより良い環境になるように、遠慮せず、また臆することなく、学校と交渉していただければと思います。それが、子供たちを守る、大きな力となるのです。

いじめから子供を守ろう ネットワーク
事務長 丸山秀和

image by: Shutterstock.com

 

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「いじめ」と学校の「いじめ隠ぺい」から、子供たちを救うための、父母によるネットワークです。いじめの実態やいじめ発見法、いじめ撃退法、学校との交渉法、いじめ相談などを掲載します。

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【著者】 いじめから子供を守ろう!ネットワーク 【発行周期】 週刊

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