CMなどでもおなじみの「保険ショップ」の売りといえば、「複数の保険会社の商品から、個人にピッタリな保険を選んでくれる」という点。しかし、無料メルマガ『アラフィフ世代のための~家族と幸せになるお金の教室~』の著者・三原由紀さんは、ショップの提案を鵜呑みにする危険性を指摘した上で、「年収別の入るといい保険、いらない保険」をわかりやすく解説してくださっています。
自分が加入すべき生命保険が一目でわかる!
「来月から生命保険料がひっそりと値上げ。庶民が損しない方法は?」でもお話しましたが、4月から生命保険料が値上げします。今日は、引き続き生命保険ネタです^ ^
皆さんは、生命保険に加入したい時、誰に相談しますか?
- 会社に出入りしている生保レディー
- ショッピングモールにある保険ショップ
- ネットで通販保険
色々ありますよね。ひょっとして保険ショップだったら、一番いい保険会社の保険商品をオススメしてくれる、と思っていますか?
だとしたら、そうとも限らない、ということを頭に入れておいてくださいね。というのも、保険ショップの売上は、保険会社からの手数料です。保険会社の手数料は、定期的にキャンペーンをしているので、その時に一番保険ショップにとって割のいい商品をススめることがあるのです。だから最近、政府が保険ショップに対して、保険会社からの手数料を開示するようにしよう、と言い出して保険業界から反発を招いています。
ということを分かった上で利用してくださいね。
誰に? の前に全体像を把握しましょう
では、誰に相談したらいいの?ですよね^ ^;;;
そこで、ぜひ、覚えておいて欲しいのが、相談する前に保険の全体像を把握しておくこと、です。一目でわかるリストがありますので、ご紹介します。
まず、保険には、3種類あります。
- 貯蓄型
- 掛け捨て型
- 貯蓄+掛け捨て型
年収別の入るといい保険、いらない保険
- 貯蓄が多い・年収が高い 世帯は
貯蓄型(個人年金保険、低解約返戻金型終身保険、外貨建て保険など) - 貯蓄が多い・年収が低い 世帯は
掛け捨て型(収入保障保険) - 貯蓄が少ない・年収が高い 世帯は
貯蓄型(低解約返戻金型終身保険)
掛け捨て型(収入保障保険、終身医療保険) - 貯蓄が少ない・年収が低い 世帯は
掛け捨て型(収入保障保険・共済)
※ 貯蓄が多い・少ないは、お給料の1年分を目安にしてください
生命保険は、生涯で考えるととっても高い買い物です。人によっては、何百万円も払うことになります。自分と自分の家族にとって、本当に必要な保険を選びましょう。
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