間違いだらけの参考書選び。そうなる前に守るべき7つのポイント

 

5.同一項目を比較する

パラパラページをめくるだけでは、それぞれの特色を把握することが困難です。

たとえば英語の参考書なら「仮定法」などと、項目を絞って複数の参考書の説明を見比べると、特徴が浮き彫りになり、選びやすくなります。

辞書の際も同様です。「make」など多義語の項を比較してみるとよいですね。

6.半分は解けそうなものを選ぶ

大体5~7割程度現状で解けそうなものがよいでしょう。この割合は、多くの入試の合格点の得点率とも合致します。

8割以上解けるものは、「その問題集を解いて得られるものが少ないのではないか?」という問題が生じます。逆に、半分も解けないものは、解いているうちに学習に対するモチベーションが低下します。自主学習にとっては不適です(塾・家庭教師の教材の場合にはそのかぎりではありません)。

7.見た目もばかにならない

内容がいくら良いものでも、「分厚い教材は開く気がしない…」「字が細かく、詰まっているから読む気がしない…」ということでは学習がはかどりません。特に苦手科目の場合は、余計敬遠してしまう傾向が強まってしまいます。

お子さんが「これならやってみようかな」と思える体裁、というのも大事です。ページ数が少なく字が大きめ適度な余白というのが心理的負担が少ないようです。

以上、7つのポイントをお伝えしました。いかがでしょうか? どれも簡単ですぐに役に立つのではないかと思います。ぜひ、明確な視点を持って、教材選びを行ってください。お子さんに適切な教材を選べれば学習効率は飛躍的に向上します。

花ヶ崎@LFL公認学習アドバイザー

 

齋藤裕一『齋藤裕一の「教育力」と「勉強力」 ~ココだけのリアル話~』

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