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Facebookに情報を渡すな。SNSをダマして個人情報流出を防ぐ方法

FacebookなどSNSからの個人情報流出がたびたび問題となっています。しかし、具体的な防衛策を取っているという方はまだまだ少数派のようです。今回の無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』では、著者で科学者のくられさん自身が実践している「Facebookに個人情報を与えない方法」を紹介。自分の身は自分で守る、試してみる価値大いにありです。

SNSでの個人情報の注意

以前からSNSと個人情報には気をつけましょうという話をしてますが「どうやって気をつけるのか、今回は具体的な話をしましょう。

以前、このメールマガジンでも話をした、ネットに投稿する写真などで特定される個人情報の話はもちろん、そのほかにも写真にExifという情報欄があり、SNSの多くは投稿時に削除してくれますが、そのままになるサービスの他、Facebookのように抜き出してコッソリ保存してる(と言われている)といった個人情報を集めるのに利用されています。

知らないとヤバい!? 写真のExifから個人情報を守る方法まとめ!

FacebookはiPhoneのアプリの利用規約違反をしてユーザーの個人情報を異様に集めようとする(そこから広告マッチングなどを行うことで利益を得ているため)が、お世辞にも優秀な会社ではないので、大規模な個人情報の流出が起こる可能性は高いとみておいて良い。

実際にFacebookは不正アクセスされてしまうと、極めて危ないので、そもそもFacebookに個人情報を与えないようにすることが重要と言えます。Facebookはログイン場所のデータなども勝手に保管しており、削除することができないため、自分はログイン情報から偽装して使っています。もちろんiPhoneアプリは真っ先に削除して絶対に使いません。

簡単操作で匿名化できる『TunnelBear』『OkayFreedom』『Hotspot Shield』…プライバシー保護のためにグローバルIPアドレスは偽装した方がいい

こうしたIPトンネルアプリを使うことでSNSは簡単に騙すことができます。IPトンネルアプリは、接続元を偽装することができるので、速度こそ多少落ちますが、国ごとにサービスを排除しているようなサービス(日本国内からBBCを見るとか)を国内から使うには便利なアプリケーションです。

そこで偽装元を「日本」に設定します。国内で偽装を1段噛ましているだけなので、速度低下もかなり少なく、SNSのサービスであればほぼ問題なく使えます。特にファイルのアップロードの際は大きくログが取られるので、Exifは専用ソフトを使って削除し、その上でこうしたトンネルツールを使ってログインしてアップロードします。

こうした行動は「やりすぎw」と笑う人もいますが、実際に役立つ事もあるので、知っておく分には悪いことではないと思います。備えがあればなんとやら…なのです。

image by: Shutterstock.com

 

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シリーズ15万部以上の不謹慎理系書「アリエナイ理科ノ教科書」著者。別名義で「本当にコワい? 食べものの正体」「薬局で買うべき薬、買ってはいけない薬 」などを上梓。学術誌から成人誌面という極めて広い媒体で連載多数。

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【著者】 くられ 【発行周期】 週刊

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