いじめ自殺の生徒を「転校した」と説明。担任教師の軽すぎる処分

 

日本の教師は守られ過ぎています。3月28日、岩手県の矢巾町のいじめ自殺事件に関係した教職員の懲戒処分が公表されました。校長を減給10分の11カ月)、担任副校長1年時の校長を戒告です。いじめに関する県教委の懲戒処分は初とのことです。

しかし、軽い。軽すぎるとしか思えません。

あれだけ本人の訴えを無視して自殺にいたったのにもかかわらず、教師は注意されただけです。さらに、県教委自身については「処分なし」です。県教委にも責任はあるはずです。また、自殺を転校したと虚偽の告知をした仙台市泉区のいじめ自殺事件でも、校長に戒告、担任を訓告、教頭を口頭厳重注意です。

身内に甘くなるのは代わりがないからだとも言えます。せっかく「教育機会確保法」ができたのですから、「教育の自由」、「学校を選ぶ自由を認めるべきです。

「良い学校」には生徒も集まります。「悪い学校は淘汰されるべきです。それが子供たちのためなのです。

本来、学校が休みの時には相談が減るのは例年のことなのですが、今年は春休み中にもかかわらず様々な相談が相次いでいます。気にかかることがありましたら、ご遠慮無くご相談ください。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

image by: Shutterstock.com

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【著者】 いじめから子供を守ろう!ネットワーク 【発行周期】 週刊

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