4月といえば出会いの季節ですが、その「新しい出会い」が苦手なお子さんも多いですよね。親として、何かできることはないのでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、そんな「人見知りの子でもスムーズに初対面の挨拶から会話を成り立たせられるコツ」を紹介してくださっています。
どきどき初対面
さて、本日はどきどきの初対面のお話。
4月になると、新しい出逢いがありますよね。オトナになればなるほど、そんな新鮮な出逢いも少なくなるものですが、学齢期のお子さんにとっては本当にまっさらな出逢いがたくさんある季節です。ちょっと人見知りのお子さんの場合には、「だって、話しかけてきてくれないし…(>_<)」な状態です。なら、話しかければいいじゃないかと思うのは初対面でも百対面でもカンケーない人のイイグサですよ(^Д^)。こんなことにつまづいて学校になじめなくなるコもいるんですから。
こういうコには、なにを話のキッカケにしたらいいのか解らないんです。なので、いつも何を仲の良い友達と話しているかを考えさせましょう。まずはフツー、自分の話ですよね。なんてったって自分のことですから。そりゃ話せます(笑)。自己紹介っぽく、なおかつそのときに相手も自己紹介しやすいように話を振るわけです。
- 数学が苦手なの
- 音楽はこの曲が好き
- 最近テニスに興味がある
- あの映画はまだ見ていない
なんでもいいんですよね。で、さらに、ちょこっとオマケをくっつけるのが次の手です。ハイとイイエだけで答えていては、話に発展性がなさ過ぎです。そりゃ文法的には正しいかもしんないけど(苦笑)。なので、話を振るときにはハイとイイエで答えるのではなく言葉で返さなくてはならないようなカタチにするといいんです。
たとえば
- 数学は苦手だけど、英語は得意で海外ドラマをよく見るよ
- スイーツが好きで、ガトーショコラにはこだわりがあるの
こんな感じです。後半がオマケですよね。これだと話が発展しやすく、しかも印象に残りやすい。相手に覚えてもらえるし、相手からもリアクションしやすいんです。
このために、あらかじめネタを探しておくのも大切です。自分のことは話のキッカケですから。相手の話にノれるくらいの話題の豊富さは必要です。
なあんて、書いていますけど、私は中高とそれほど友達の多いほうではありませんでした。そのころからビミョーに我が道を行くタイプだったので、みんなと興味や関心がズレていて、話にノれなさすぎだったんです。しかも、それでいいやと思っていましたしね。
…中には私のようなコもいるんですよ。親御さんが思い描く友達付き合いがないからといって、異常なわけじゃないですから(*゜∀゜*)。
まずは天気の話から、などと言います。初めての相手と話すのは、誰だって緊張するものです。人見知りなお子さんにも、まずは和やかに話すことだけを目標にアドバイスしてあげてはいかがでしょうか。
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