顔見知りの保護者会会長の犯行という衝撃の結末を迎えた「リンちゃん殺害事件」。先日掲載の記事「女児殺害事件「顔見知りも気をつけて」と言わなければいけない時代」でお伝えしたように、「顔見知りがいれば安全」という時代は終わったのかもしれません。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、外出先での事件や事故に遭いやすい子供や老人を守るために再確認すべきこと、そしてそれらの情報を反映させた「防犯地図」の作り方を紹介しています。
防犯マップ
さて、本日は身近な危険のお話。
ネットでもテレビでも、交通事故や不審者の犯罪についての報道はとても多いですよね。交通事故ではありませんが、我が家の近くでも田んぼにクルマがアタマから落ちたことがありました。ホントにアタマから突っ込んでオシリが上を向いていましたw(@@)w
田んぼの真ん中を走る農道がミョーなクランクになっているんですが、そこを曲がりきれなかったようです。でも、そうは言っても、その農道を通るのは、そのクランクを良く知っている人のはずなんですよ。それでも落ちちゃったんですね。
コレに限らず、知っていてもなお危険な場所ってあるものです。
- 暗くて人目に付きにくい場所
- ひどく狭い歩道
- 防護柵のない水路
- 急カーブ
- 交通量の多い道路
- 公園やマンションが立ち並ぶ場所
- 横断歩道の間隔が遠すぎる道
- 街灯のない場所
- デコボコしていて転びやすい道
- 時間によって人通りの量が違う場所
ちょっと考えただけでも、たくさん出てきますよね。この情報が特に大切なのは、家族にコドモとオトシヨリのいる家庭です。体力も判断力も十分でないため、どうしても事件や事故に巻き込まれやすいからです。もちろんそんなことにならないのが一番だし、大半の方は事件にも事故にも巻き込まれません。
ですが、オトナよりは危険性が高いのも事実なのです。この事実を認識し、ご家庭内である程度の対策を考えておいてもソンはないでしょう。通学路や病院への経路など、よく使っている道をチェックしておくのです。具体的にはおおざっぱな地図を用意して
- 一度実際に道を歩いてみる
- 危険そうな場所はマップに記入
- 助けを求められる場所をマップに記入
といったカタチです。助けを求められる場所は、交番に限らずコンビニや知人宅、商店などです。
小学生の娘さんを持つ知人は、このようなマップを準備していて、不審者情報などを追記しているそうです。それどころか、少しだけ遠回りになるけど、交番の前を通るように娘さんに言っているとか。おまわりさんが毎日なんとなく見ていてくれますし、交番は存在自体が防犯装置みたいなものですからね。
遭わない方がいい事故と事件。遭わない前提で生活するより、一応の予防はしておいた方がいいですよ。
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