客の不満が常識を覆す。座ったままスマホが出せるパンツの革新性

 

当たり前ですが、世の中には多くの不満があります。そして、不満があるということは、ビジネスの機会があるということでもあります。不満や問題を解決することがビジネスの基本ですからね。

例えば、「不満買取センター」という消費者の不満を買い取り、企業がその不満を改善などに活用するサービスをが人気となっているのもうなずけます。これは企業はお金を払ってでも不満を聞きたいということの表れでしょう。

こういったサービスは特に消費者との直接の接点がない企業にとっては、ありがたいサービスだと思います。

ところで、バリューイノベーションの戦略上、最も重要なことは、特殊なポケット構造の「特許を出願していることです。この「特許」があるからこそ、「座っている時の快適さ」、「スマホ、財布が取り出しやすい」という強みを提供できているわけです。

この強みは、いままで、誰も提供していない強みであり、人気にもつながっていますので、競合他社の心理としては、同じようなパンツを出したい(真似したい)と思うことでしょう。

しかし、特殊なポケットの構造が「特許で守られている限りは同じものを他社が作ることはできません。恐らく、「特許」に抵触しないような、似た商品は出てくると思いますがオリジナルを超えるような価値を提供する事は容易ではないでしょう。

まさに、この「特許」が競争優位の源泉になっていますし、長期的に「強み」を維持する役割も果たしているということです。

バリューイノベーションは、「すわるパンツ」以外にも「薄い財布」「小さい財布」「薄いメモ帳」など様々なユニークな商品を展開していますので、今後、どのような商品がリリースされるのか楽しみです。

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