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日本はやっぱりイイ国だ。NY在住の日本人社長が帰国で痛感した事

今年の5月から丸一ヶ月間も日本へ帰国していたという、メルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』の著者で、米国の邦字紙「WEEKLY Biz」CEOの高橋克明さん。久々の日本滞在ということでゆっくりするのかと思いきや、講演会やセミナーのために日本を横断するハードな旅となったとか。今回は、その道中に高橋さんが日本について思った事、感じたことを忌憚なく記しています。

日本に1ヶ月滞在して思ったこと、 気付いたこと

5月の1ヶ月間、日本出張で母国に滞在致しました。 講演会のツアーもあり、全国11都市を渡り歩いたことの紀行文です。 日系人でもなく、日本に暮らす日本人でもなく、大人になってから渡米した僕が新発見した日本を綴っていきます。

ヘー、そんなとこに注目するんだぁ、とか、日本ではそれ普通のことなのになぁ、とか、軽い気持ちで読んで頂ければ、幸いです(^^

前日も、ほぼ徹夜で仕事をしつつ、朝からの便に搭乗—。 だいたいいつもそう。 日本出張に行く前は、とにかく仕事漬けになります。 現地の零細新聞社の経営者の宿命と自分を納得させています。 それにしても、今回は5月丸々約1ヶ月編集部を空けるので、4月の1ヶ月は異常に忙しかった、、。 いくら今はネットでどこでも仕事ができるとはいえ、日本出張中は、そのネットすらなかなか開けないことが予想されてました。 特に、日本を縦断することになってたので、多分、各地のホテルを転々と移動し、ネット環境が落ち着かないことまで予想されたので、とにかく出発の前一ヶ月はドタバタでした。 。 。 。 この「貧乏ヒマなし」生活を僕は一体、いくつまで続けのでしょう、、、この仕事してる限りずっとだな。 それは間違いない(笑)

それでも、飛行機の中で寝ればいい。 この15年間、出張続きの生活をしてるいる身体は、出張の前日、多少無理してもむしろ機内で「よく寝られる」そう思い込んでました。

そこで、「あ!」と気付きます。 思い出します。 今までの出張と圧倒的な違いがあることを。 まだ2歳にもなっていない双子を14時間機内に連れ込むことを。 ただのモンスター2匹を地球の裏まで運ぶことを。

特に今回は家族4人で日本で1ヶ月滞在—。 その費用だけでちょっとした車を購入出来るほど。 大台ダブルを超えます。 なので、今回の飛行機は、どエコノミー。 。 。 ひとりでも体力的にエコノミーがキツくなってくる年齢に差し掛かってきています。 それを膝の上に、もうひとり人間を置く。 エアラインによって違いますが、基本2歳児以下は従来の価格の10%のチケット代。 ただし、大人の膝の上にのっけておく、ということが条件になります。 つまり、家族4人で座席は2つ。

ひとりでもキツいエコノミー席に。 好きな時にハシャぐのが仕事な2歳未満児を膝に乗っけて。 14時間の長時間フライト。 こんなことなら、ちょとでも寝ときゃよかったよ 涙

Uber に自宅まで迎えに来てもらい、まるで「引っ越し」くらいの量の荷物をトランクに入れる。 家族4人分、一ヶ月の滞在は、やっぱりただの引っ越しだ。

ニューヨークのタクシーの運転手は、スーツケースを持った客を喜びます。 空港まで行くだろうから。 長距離の客だから。 露骨に笑顔になります。 最初、笑顔だった運転手も、荷物の量を見て、露骨に嫌そうな顔をしました。 もちろん東京無線の運転手のように荷物をトランクに入れてくれません。 トランクを開けて「here!」とひとこと。 アゴでおまえが自分で入れろと指図してきます。

空港までの約1時間、タクシーの中でももちろん寝れません。 起きたての怪獣が2匹、膝の上にいるから。

空港に到着したら、運転手、こんどはトランクの荷物を露骨に手伝い、外に出してくれます。 チップ欲しいから。

空港に到着した時点で、もうクッタクタでした。 まるで1ヶ月の日本出張強行スケジュールが終了したくらいに。

チェックインを妻に任せている間、空港外の喫煙所に。 成田や羽田と違って、空港内に喫煙所はありません。 機内の14時間だけでなく、待合所の2時間も含め、一切、喫煙できないので、成田に到着するまで最後の一服になります。

喫煙所で、アジア人系のおじいさんにライターを借りました。 英語でお願いすると、はいどうぞ、と日本語で返してくれました。 そこで日本人と知る。 直後、お連れの人3人が「先生、ご用意できました」とチェックインを済ませた後のチケットを持参しつつ、そのおじいちゃんを迎えに来ました。 まさかと思い、その背中を目で追います。 宮崎駿先生でした。 確かに、トライベッカフィルムフェスティバルに、ご招待されていたはずでした。 まさか、日本が誇る世界のマエストロが帰国する同じ便だとは。 まさか火を借りるとは(笑)

宮崎先生は、もちろん、ニューヨークでも「マエストロ(巨匠)」と呼ばれ、絶賛、尊敬、されています。 やはり、欧米の影響下にない「日本」を発信しているからだと思います。 今回の出張、メインは日本全国を講演会で回ること。 各都市によってセミナーテーマは違いますが、その中でもいちばんオーダーが多かったテーマは「世界に飛び出そう!日本の若者よ」—。 この出張の最初に宮崎先生にお会い出来たのは(しかもライター借りたしw)幸先いい偶然。 セミナー時、話そうと思った内容に自信を勝手に持ちました。 やはり、今だからこそ、日本の若い世代に世界に出て欲しい。 国際人になるということは、アメリカ人のモノマネをするということじゃない。 アメリカ人のモノマネをする人をアメリカ人は受け入れない。 日本人が培った日本の文化で勝負できる、しなきゃいけない時代—。

宮崎駿のように、「日本」を見せるからこそ、「世界」が認めてくれる時代。 「世界」に合わせなくていい。 「日本」を見習わせればいい。

先生の背中に勝手に「わかりました。 そう伝えます」と語りかける。 勝手に。 妄想。

JFK空港のJALラウンジに入るー。 エアーフランスとの合同ラウンジらしく、でも成田のラウンジに比べると、かなりガッカリするサービス。 でも、そのガッカリも、いま振り返ってみれば、という感じ。 そのときは、それが普通ですが、後々、こっちに戻ってくる成田のラウンジのサービスを受けると、行きのJFKのラウンジ、ひどかったなぁと思い出す感じです。 日本出張のそれがツラいところです。 母国の世界に誇るサービス、品質、飲食、を体感するのは楽しいことですが、同時にアメリカのそれらの質の悪さを改めて実感することになる。 で、僕の生活の大部分はアメリカです(笑) 知らなきゃ幸せだったことってありませんか?w 日本出張はさまざまな「知らなきゃ幸せだった」ことを知る日々、ということになります。 空港のビジネスクラスラウンジはその代表。 天下のJALのラウンジですら、JFKだと、ただの「wifiつながってるコーラ飲み放題の場所」でしかない。 マイレージを使って入る必要は(特に成田のJALラウンジを経験したら)ないと思います。 (成田のラウンジは絶対に行くべきです!

それでも2歳児の双子を連れている僕たちは一般の待合所で待機するわけにはいかず、ゆったりとしたソファがあるだけ助かってはいたのだけれど。

ママがトイレに行っている隙に内緒で、禁止されていたコーラを息子に飲ませる。 人間が初めてコーラを飲んだ瞬間を初めて見る僕としては、息子が目を丸くして、驚き、ウゲェとマズそうな顔をして、でも、また飲みたくなる様子がおかしくて、何度も飲ませていると、思ったより早くトイレから出てきた妻に見つかり、説教されるー。

いいじゃいか、今日は特別な日なんだし。 。 。

そう、今日は記念すべき特別な旅の始まりー。

この日は5月5日のこどもの日。 昨年10月に初めて母国に双子を連れて行ったのですが、東京止りでした。 今回の1ヶ月の滞在は、生まれ故郷にも連れて行きます。 瀬戸内海を見せるつもりです。 特別な旅が始まりますー。 この時点で、ほぼ寝てないアタマでも、来てよかったと思いました。

それから1時間後—。 せっまいエコノミーで、動き回る2歳児を膝に乗せていた僕はさっそく後悔しました。 やめときゃよかったよ、、、、、、

それでもJALのCAさん達はとっても良くして頂きました。 ダダをこねる息子を抱っこしてくださり、グズる娘にオモチャのサービスをしてくれます。 誰のオッパイでも触ろうとする息子に笑顔で対応してくださるCAさんに、心の中で、「スイマセン、、そいつは、もう、そういうつもりで触ってるんです、、」と謝罪する。

NY—東京間の14時間は、ひとりの時の倍以上の長さを感じさせられました。

子供がいない時、飛行機や電車でハシャぐ子どもたちの親を「もうちょっとなんとかしろよ」と実は思っていました。 実際、子どもができて「どうにもならない瞬間」を何度も体感し、当時の自分が少し恥ずかしくなりました。 まだ言葉がわからない2歳児に「お願いだから、静かにして」と涙声で懇願するのは、周囲に対し「本当に申し訳ございません」の意を込めて。

同じ料金で座席を購入した人たちの快適な航路を邪魔する権利は僕たちにはまったくありません。 子供を連れての旅行に、自分たちが大変だということしか考えてなかったことに、急激に恥ずかしくなります。 心より、申し訳ありませんでした、という気持ちになる。 せめて4歳くらいまでは飛行機はヤメよう、という夫婦間の結論は、時すでに遅し。 14時間いたたまれない気持ちのままでした。

いつもの機内の過ごし方、機内上映の映画を3~4本鑑賞する、ということもできないまま、やっと成田に到着した時は、なにも考えられないほどの疲労でクタクタでした。 到着したのは日本時間の翌日の夜—。

いつも成田に到着した時は、楽しみにしていた母国に着いたことで高揚とワクワクが入り交じった気持ちになるのですが、今振り返っても、思い出せない(笑)

荷物のピックアップも、入国審査も、タクシー乗り場も、驚くほど記憶にない。

かすかな記憶すらない(笑) よほど疲れきっていたのか、次の記憶はホテルで泥のように眠っている自分でした。

しかも! 時差を時差と知らない、体内時計のまま生きている目がギンギンの怪獣2匹が遊べ!と身体ごとぶつかってくる中で。

翌朝、埼玉より妻の母がホテルに迎えに来てくれました。 荷物と妻と息子と娘を引き取りに。 やっと全員から解放される。

ここから1週間—、僕個人は日本のマネージメントをしてくれる人間と合流し、日本縦断講演会ツアーに出ます。 その間、家族は妻の実家で、おじいちゃん、おばあちゃんに厄介になります。 孫達との対面を待ちきれないおばあちゃんは予定より早くホテルに到着。 結果、早くから起こされる。 いまだ、寝不足続行—。

前述通り、引っ越し並みの荷物なので、スーツケース6個と子供2個を大人3人で埼玉まで運びます。 タクシーでいいじゃないか、という僕の提案に「一体いくらかかると思ってるの?」と自分の生家がいかに田舎で、いかに中央から離れているかを棚に上げて、却下してきます。 朝か夜か、時差のせいか寝不足のせいか、いまだよくわからないまま、憧れの日本に帰国した実感もまだこのときまでありません。

とにかく狭山市の妻の実家に8個の荷物(うち2つ人間)を運びきるまでホッとできない。 一秒でも早く、この10個(うち4つ人間)から解放されたい。

途中の西武線でもブツブツ文句言う僕を無視しつつ、妻はおそらく(てか間違いなく)僕より寝ていない。

やっと駅に迎えに来てくれている義理の父の顔を見てホッとしました。 やっとひとりになれる、、、、

次の瞬間、双子と1週間もの間、離ればなれになることが急に寂しく、悲しくなり、改札で、「東京戻りたくない」と言いだし、「一体、なんなのよ!?」とそれまでガマンしていた妻にキレられました。 。

電車に乗る前に、少しの空き時間があったので、ホテル横の駐車場でふたりを遊ばせました。 なんの変哲もない駐車場。 せっかくの都内なのに、名所でもなんでもない場所。 時差で元気いっぱいのふたりを少しでも疲れさそうとしただけの特に何でもない時間なのですが、今でも強烈に記憶に残っているのは、意外となんでもないこんな時間—。

ふたりにとってテッパンな、シャボン玉遊び。 風に揺れるシャボン玉を、大人ではありえないテンションで追いかける、2人。

結局、日本縦断ツアーの1週間。 移動とプレッシャーとスケジュールに追われるストレスフルな時間は、このときの思い出を糧になんとかやりきったようなもの(笑) たった一週間なのに、センチメンタルな40代半ばなオッさんでした。

翌日から、いよいよ日本全国8講演のツアースタートです。 初日は東京から。 渋谷のフォーラムエイト、という割と有名な会場です。

まずは主催者と打ち合わせ。 今回の主催者は海外留学・インターン斡旋会社です。

日中、恵比寿のとても立派なオフィスに伺い、スタッフの方々と打ち合わせ。

セミナーにお越し下さる方は、海外に飛び出したいと思っている大学生・大学院生・その保護者様。 インターンとしての仕事だけでなく、自身の失敗談、文化の相違なども話すつもりです。

打ち合わせのリハの段階では、自分でいうのもなんですが、スタッフの方々をお腹抱えて笑わせました。 その上で、

いやぁ、高橋さん、面白いですねぇ~、、、、でもその話、本番ではNGで

今の若いコ達に、苦労話や、差別の話をされちゃうと、海外行く気を失くしちゃう、とのこと。

えええええええ????? ええええ 苦労しに、失敗しに、差別されに、行くんじゃないの? じゃあ、なんで行くの?

もちろん、主催者の言うこともわかります。 あくまでプロモーションの為に、今回、呼んで頂き、安くはないギャラも保証して頂いてます。  セミナー後、商品(留学、インターンの斡旋)が売れなかったら、わざわざ地球の裏から僕を呼んだ意味がない。

言い訳ですが、初日は、そんな感じで手足を縛られたまま、セミナースタートしました。

会場は満員。 120名以上の方にお越し頂きました。

かつて、何度も講演会なり、セミナーなりをしてきましたが、自分の中ではこんなに出来の悪い日もありませんでした。

それでも、講演会終了とともに、みなさん長蛇の列でご挨拶に来て下さいました。 ホントに涙が出るほど、嬉しく(お土産がハッピーターン©亀田製菓ばかりなのは、ちょっとゲンナリしかけたけどw)ありがたく思いました。 今回、非常に多かったギフトは、双子宛の絵本やアンパンマンのオモチャ。 有名人でもないのに、こんなことまでして頂き、心より嬉しく思いました。

終了後、主催者のスタッフの方々が、みなさんキラキラした目で、お礼を言ってくださいました。 「弊社主催でこんなに盛り上がったセミナーありませんでした!」「成約率も過去最高くらいで、期待以上でした!」そうおっしゃってくれるスタッフの方々に「はぁ?? いつもはこんなもんじゃないから!」と意味のわからない逆ギレ(笑) 

同行してくれてる日本のスタッフに「しゃちょう(今回の)趣旨わかってます?」と注意されました。 「だってさ、、、いつもの笑いの量が半分もなかったよな、、、、」という僕に、一言一句さっきと同じセリフを言ってきます。 「しゃちょう(今回の)趣旨わかってます?」。 芸人じゃないんだから、と言わんばかりの表情で。 「でもさ、、、この本業で、自分が納得できる出来じゃなかったら、やっぱりショックじゃん、、」そう落ち込む僕に、「確かに、、、、、、、いや、これ本業じゃねえから!アンタの本業、新聞社だから!」と訂正されました。 部下に。

今回のツアー、ニューヨークからわざわざ東京—名古屋—名古屋—大阪の4講演を見学する為に自腹で来てくれた友人がいました。

彼はNYのスタンダップコメディアンで、日本でも割と有名です。 YouTube等で彼のことを知ってる日本人も少なからずいるそうです。 地上波でも彼の特集が組まれたり。 もう15年来の友人ですが、ここ最近、本場ニューヨークでコメディアンとして活躍する彼に、日本で講演会の依頼がくるように。 台本あっての、英語のステージだと得意な彼も、日本語で日本人相手のセミナーは不慣れなようで、どうしても僕の講演会を見て、参考にしたい、と。 よくも自腹でニューヨークから僕のツアーにつき合うな、と思いつつ、友人が来てくれたのは嬉しい出来事でした。

ただ。 勉強したかったと言ってたくせに。 セミナー中、僕がスベッたら、誰よりも嬉しそうな顔してました。 スベったときほど、観客の顔がよく見えるものです。 スベるたび、ニヤニヤしてやがりました。

落ち込んだまま(笑)初日終了—。 。 。 。 そのあと、身内だけで飲みに行ってもほとんど覚えてない。 悔しくてほとんど一睡もできないまま、翌日は新幹線で名古屋へ。

同行してくれたスタッフが新幹線のチケットをいつも持ってくれます。 理由は僕が失くすから。 改札通るたび、僕の手にあるチケットを回収します。 今回、ドタバタで急いでいたのか、いつも回収するチケットを要求してこないので、そのまま僕はポケットに入れていました。

名古屋駅で彼女が「チケットがない!」と慌てて、真っ赤な顔で汗だくになりながら、鞄をひっくり返しています。 「おい、おい~、シッカリしろよ~」といつもの自分を棚に上げて説教しました。 「時間ないぞ~、おい」涼しい顔して、焦りまくってる彼女を煽ります。 ふと、僕の手元のチケットに目がとまった彼女は、かつて見たこともない鬼の形相で「持ってるじゃないですかっ!!!」と周囲が振り向くほどの大声を上げました。 「え?、、、自分のは持ってるよ、、」。

彼女がまさか僕のチケットを探しているとは知らず、彼女自身のチケットを失くしたのかと思っていました。 「、、、だって、東京の改札で回収しなかったから、、、」 さっきまで意気揚々と説教していたにも関わらず、いきなり小さな声になってしまった僕は「、、、、、ごめんなさい、、」と謝ったけど。 でも、これ、オレ、悪いか??

その足でそのままタクシーで、FM愛知へ。 ラジオ出演です。 ここのラジオ番組への出演は実に3年ぶり。 名古屋来たのも実に3年ぶり。 僕にとって、名古屋来たからには、ここに寄らなきゃな!場所です。 3年前に出演させて頂いたときにも思ったのですが、パーソナリティーを務める、岸さゆみさん、奥井真実子さんがめちゃくちゃ面白過ぎる。 。

タクシー降りると、その場でビルの前で待っていて下さいました。 その場には、ベストセラー作家の宮本佳実さんも、いらっしゃり、今回ご紹介頂きました。

佳実さんはパッと見、とても綺麗な女性ですが、その実、スーパーベストセラー作家さん。 ある層にカリスマ的な存在で、ホントにホントにすごい方なんです。

高橋さんが名古屋来るっていうから、すっごく雰囲気のいいレストランに連れて行こうと思って!とさゆみさん。 5分ほど歩いてそのレストランに到着すると「本日休業」の看板が。

「じゃ、あそこにしよう♪ちょっと歩きますけど、むちゃくちゃ美味しいカフェがあるんです♥」と真美子さん。 そこからまた5分ほど歩いてそのカフェに到着すると「臨時休業」の看板が。

ね♥ おもしろいでしょ。 今日、平日だよ。 とりあえず5人で大爆笑しました。 いや、なんか、くわせろや。 しょうがないので、そのへんの普通の定食屋に(笑)

収録前にも関わらず、収録を忘れるほど、5人で爆笑して、「じゃ、収録行きましょか ♪」なノリでそのまま収録へ。 おかげで緊張せずに済んだけど。

リハもそこそこ、いつもの笑い話のノリで、そのままスタジオに入り、3人でしゃべってたら、いつの間にか収録が終わってました(笑)

で、肝心の放送は、、、、、されたのかな。 多くの方に「聴きましたよ」とおっしゃっていただいたので、されたんだと思います。 出張中は多忙すぎて、放送日もよくわかってませんでした。 内容も楽しすぎて覚えていません(笑)

このラジオ出演のおかげで、少し本来の自分を取り戻せた気がします。

名残惜しいまま、お別れして、夜の講演会の主催企業との打ち合わせに。 昨日のこともあったので(笑)今回は納得して出来るように、ある程度、好きにお話させて頂けませんか、と打診しました。

会場横のホテルでは、たまたまその日「橋本マナミ・デイナーショー」が。 すでに行列を作ってました。 できたら、そっち行きたいなぁ、、、

名古屋は2日間に割れていたこともあり、初日の名古屋セミナーは昨日の東京と比べ半分くらいの入り。 それでも僕にとってはありがたく。 とても話しやすい環境で、とてもしゃべりやすい空気でした。 (この半分の出来でも東京でやれてたら涙)

どこの会場でもそうですが、セミナー終わり自分みたいなものと2ショット写真を撮るために、わざわざ列を作ってくださり、本当にありがたく思います。

SNSに「快くお写真一緒に撮ってくださいました」みたいなコメント付きでよくタグ付けしてくださいますが、自分のような有名人でもない人間、写真を頼まれると嬉しいだけです。 こちらこそって感じです。

主催者がとってくれた名古屋のホテルは、今回のツアーでもっとも豪華で快適なホテル。 名古屋駅に隣接するゲートタワーホテルは、東京の有名どころのホテルにもまったく負けてない贅沢さ。 都合2泊したのですが、また必ず泊まりたくなるホテルでした。

夜、主催者や、残ってくれた参加者の方々に飲みに誘われたのですが、連日のハードスケジュールから、今日は帰らせてもらうことに。 アホマネージャーは嬉しそうに行ってたけど。 ここ一週間寝不足だったこともあり、記憶にないくらい爆睡させていただきました。 爆睡しすぎて、明け方4時頃目が覚めますー。 晩ご飯食べてないことに気付き、この時間だとコンビニくらいしか空いてなく、名古屋駅周辺のコンビニへ。 購入するのは、当然、名古屋限定販売のカップ麺。 味噌煮込みうどん。 豪華なホテルで、お湯入れて、ひとりカップ麺。 こうなったら、日本各地の限定販売カップ麺をこのツアーで制覇しよう。

それにしても、こんな小さな国で、各地の名産がこれだけ充実してるとは。 アメリカなんて、あんなデッカい国で、各地の名産なんて申し訳なさ程度にしかない。 あんなデッカい国だから、だろうか。 。

そうこうしてると、ニューヨークの編集部から「問題発生!」の電話が鳴りました。 たまたま起きてたからいいけど、寝てたら呼び出し音消してるぞ。 印刷所でトラブル発生。 出張のときくらい。 豪華な名古屋のホテルで、カップ麺食ってる時くらい、問題よ、発生するなよ。 新聞社にはつきもののトラブルでも、こんなときくらいは、社員だけで対応してくれよ。 そこから2時間、ニューヨークの編集部とお隣クイーンズの印刷所と名古屋駅のホテルで、3者スカイプミーティング。 。 。 解決したのは2時間後でした。

朝日が向こうから昇ってるー。

朝食ビュッフェに、ホテル内のレストランまで。 東京の有名どころのホテルの朝食バイキングはひととおり行ってます。 が、そのどれよりも豪華だった気がします。 さすが、名古屋。 喫茶店のモーニングに異常に力が入ってるのは有名な話ですが、本当に納得しました。 すげえな、ここ。

ひとつ気になったのは。レストランに入ると、ウエイトレスが「おはよございます、1名様、ご案内させて頂きます」と誘導してくれるのですが、アメリカのように、まっさきに席に案内してくれるわけではなかったこと。

ぐるっと遠回りして、テーブルいっぱいに豪華な食事が並ぶ、一見して「洋食コーナー」まで、わざわざ僕を連れていき。 くるっと振り向いて機械的な笑顔をひと言。

「洋食コーナーでございます」

。 。 。 。 。 。 はい。

そのまま僕を誘導して、向かいにあるテーブルの誰が見ても「和食コーナー」まで連れてきて。 まさかの。

「和食コーナーでございます」

でしょうねぇ! 知ってます! これ、いるか?

壁一面の向こうには名古屋市が一望できます。 朝日が差し込むテーブル。 コーヒーをひとくち飲む。 誰か見てくれよ、このオレ。

、、、、8つの講演会、セミナーのうち、終ったの、まだ2個かよ!

、、、、みき・ひで(双子)はなにしてるかな。 。 。

、、、、みりん(NYに留守番中の雑種)は今頃どうしてるかな。 。 。

映画のワンシーンのような映像でも、アタマの中は、そんな程度のことばかり。

image by:Shutterstock

 

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全米発刊邦字紙「NEWYORK BIZ」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ1000人のインタビュー記事を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる。初の著書『武器は走りながら拾え!』が2019年11月11日に発売。

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