【書評】米中が激突なら「戦場」の日本に、いま必要なこと

 

日本は戦後70年近くも安全保障の大部分を米国に委ねてきた。そのせいで、まるで「茹でガエル」が加熱されるのを感じないよう危機意識が鈍くなってしまった。だがトランプ登場で、わが国を取り巻く安保環境が怪しくなってきた。「そのためには『米国に国防を依存する体制から脱却し、『自らの国は自ら守る』という強い意志をもって、日本の国防体制を『回天』する必要がある」。

「日本は究極的には憲法改正を行ない、自衛隊を国際法で定める軍事組織にし、集団的自衛権を列国並みに保持して自主防衛体制構築を目指すべきである」。戦略家ルトワックの「平和を欲すれば戦争に備えよ」という逆説的論理に従え。今の日本は、現実を見ずに「平和を欲すればただ平和を唱えよ」の愚か者ばかりだが。

編集長 柴田忠男

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