お得意様ばかり「えこひいき」でも、街の電気屋さんが儲かるワケ

 

◆戦略分析

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■戦場・競合

  • 戦場(顧客視点での自社の事業領域):街の電気屋
  • 競合(お客様の選択肢):ヤマダ電機などの家電量販店
  • 状況:国内の家電製品のの市場規模は縮小傾向のようです。

ちなみに「でんかのヤマグチ」の店舗のある町田市内は、ヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ケーズデンキ、ノジマなどが出店している家電量販店の激戦区となっています。

■強み

1.かゆいところに手が届く

  • 顧客ニーズに合わせた、きめ細かい表サービス
    →複雑なエアコン工事も請け負います

2.得意客への特別対応(えこひいき)

  • 家電に関係のない多数の裏サービスを提供

★上記の強みを支えるコア・コンピタンス

「顧客データベースと顧客との家族のような親密な関係

  • 顧客台帳に、誰がいつ、どの家電を買ったのか詳細に記載。趣味やペットの有無、部屋数なども記載されています。
    →さらに他の店で購入した家電の種類や時期、製造元なども情報収集し、顧客台帳に記載しています。
  • 挨拶をしながら相手を名前で呼べるかどうかを重視しています。

上記のような独自の顧客データベースと顧客との親密な関係が強みを支えています。

■顧客ターゲット

  • 顧客は町田市及び旧相模原市域に限定し、高齢者がメインターゲット
  • 既存顧客重視
    過去の購入実績が100万円以上、購入時期が1年未満の方を最上位ランクに設定)
    →新規顧客獲得には力を入れていません
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