【書評】北朝鮮に降伏?世界的戦略家が日本に迫る4つの選択肢

 

国連の常任理事国入りの秘策あり。日本がいまとっている国連対策は、ドイツ、ブラジル、アフリカ2国、インドの5か国とチームを組んで、というものだった。常任理事国を6か国増やすという「誰も欲しないプランを追求してきた。インドと日本だけが他国から支援を受けられる国であり、他の4か国は敵が多過ぎる。

そこで安保理の席でこう言う。「6席もいりません。ブラジルやドイツは関係ありません。われわれが欲しているのはたった1席です。これをインドと共同で得ることです。2、3年ごとに日本とインドで席を分け合うのです」。インドはロシアから強い支持を得て、日本はアメリカから強い支持を得るはずだ。

こうなると、日本に対する唯一の反対派・中国は孤立する。全常任理事国は賛成せざるを得ない。日本とインドは、ODA受益国などからも支持を得ることができる。これはナイスなアイデアである。もし成功したら、ルトワックが大好きな伊東温泉に自分の銅像を建てて欲しいという(たぶんジョーク)。

編集長 柴田忠男

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