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だからか。私たちの「金運」がちっとも上がりゃしない納得の理由

「そのうち使うかもしれないから」と物を捨てられない……心当たりのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』の著者・真井花さんによると、その思考こそが金運を下げてしまうとのこと。なぜ「捨てられないこと」が金運に関わってくるのでしょうか。

金運サゲ癖

さて、本日は意外な金運サゲ行動のお話。

片付けセミナーをやっていると、「そのうちなにか使うかもと思って捨てられない」という人がとっても多いんです。

解るんですよねえ、その気持ち。私も服を処分できなかったですから。稀少サイズなので、これを処分したら次の服が買えるかどうか解らないですから。もう手に入らないかもしれないと思うと、捨てられないもんですよね。

……だったんだけどね。今はそんなことはなく、結構チャッチャッと捨てています。捨てられるようになった一番の理由は、コレを言っているうちには金運が絶対上がらない(◆_◆; ということに気がついたからです。

「そのうちなにか使うかも」というのを言い換えると、その「使うとき」には「ちょうど良いモノが手に入らないかも」と不安に感じているということです。もう一度繰り返しますよ。捨てられない心理の深層にあるのは、二度と手に入らないかもしれないという不安です。だよね。

もうちょっとそのイタイところをエグりましょう。手に入らないかもと不安に感じるのは、実は「自分が今より豊かになると思っていない」ということです。ね、思ってないよね。だって、もし今より良くなるなら、その「使うときに改めて買えばいいだけだからね。もらったり偶然手に入ったりするかもしれないけど、それも思っていない。あるいはもっと性能やデザインのいいものが発売されているかもしれないよね。でもそれは自分が手に入れられるとは「思っていない(◆_◆)」んですよね。これこそが金運をサゲる思考なんですよ。

もう使わないとハッキリ解っているのに捨てられないモノを見るたびに、あなたは「そのうち使うかも」、すなわち「今より豊かになるとは限らない(;_;)」と繰り返し潜在意識に叩き込んでいるんです。

で、顕在意識より潜在意識の方が強大ですから、潜在意識に刷り込まれたとおりになるんです。そう、今より豊かにならないんですよ。今が豊かさのピークであって、あとはそれを失う危険だけがあるので、それを恐れて汲汲とする他ないわけです。

うん、これを「貧しい」と言うのですよ。

さて、ここから今日の本題です。このお話を一歩進めるんです。金運を下げるのではなく、むしろ上げるためには、「処分が先」ということです。新しいモノを買ってから捨てようと思いますよね。でも、それじゃダメなんです。っていうか、論理的にできないんです。なぜでしょうか。

あなたは今両手イッパイにモノを持っています。いや、現在の日本人はほとんどの方がそうですから。好きか嫌いか、高価か安価かはおいといて、みんながモノを両手イッパイ持っているんですよ。あなたの部屋、モノで溢れているでしょう?

では、この状態で新たなモノを掴めるでしょうか? できない( ̄∇ ̄)よね。だって両手イッパイにモノを持っているんだから。まずは何か手に持っているものを手放さなくてはならないんです。

つまり「処分が先」です。新たなモノを掴んでから古いモノを処分しようとしますよね。だって怖いから。やっぱり不安だから。でも一度エイヤってやってみるとスゴく快感なんです。おそらく、不安を手放すことができたからだと思います。こうなると自分がどれほど不安に取り憑かれ、ビンボーじみた感覚でいたのかが分かりますよ。不安だけにフォーカスし、実はモノを大事にしているわけでさえなかったということが解ります。

あ、一点注意しておきますが、これはモノを乱暴に扱うことではナイですからね。ちゃんと丁寧に使うんです。メンテもして大事に繰り返し使いましょう。ですが、そのモノが命を終えたときには、すぐさま感謝しつつ処分するということです。

不要になったものは、まず処分する。それが、金運を上げるコツですよ。

image by: Shutterstock.com

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食べるのは大好きだけど、作るのは超苦手。棚拭きとアイロンがけが何より嫌い。そんな家事オンチだった私がソレナリに家事をこなせるようになったワケ。家事全体を見渡して、最小の手間で最大のリターンを得る、具体的なシステムをお知らせするメールマガジンです。

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【著者】 真井花(まないはな) 【発行周期】 週3回(月水金)刊

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