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要注意。部下が同僚を「あの人」呼ばわりしたら組織は腐っている

スタッフや同僚、上司などのことを「あの人」と呼ぶ人…あなたの周りにはいませんか? 無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者・坂本りゅういちさんが指摘するのは、「あの人呼び」が示す暗いサインについて。職場で耳にしてしまったら、ちょっと気にかける必要がありそうです。

呼び方と関係性

先日、組織風土改革のプロとお会いしたときに、ボソッと興味深いお話をされていました。

「呼称が、『あの人』みたいに、『あの』とか『この』が付いているとやばいんですよね」

誰かが誰かの話をしているときに、名前で呼んだりするのではなく、「あの人」「この人」と呼んでいると危険な状態だと言うのです。そういった呼び方になっているときは、すでに信頼関係が失われている可能性がとても高いのだとか。

この話には、私も思いっきり納得してしまいました。確かに、誰かの話をしているとき、私も「あの人」みたいな言い方をしているときが過去にあった気がします。でも、その話をしている人は、やはりあまり信頼ができていなかったり、何か問題を抱えているときでした。

お店や会社で、スタッフ同士、話をする機会はたくさんあります。そんな中で、その場にいない第三者の話が出たときには(特にマネージャーは)注意が必要です。

例えば、目の前で話をしているスタッフが、「先日、〇〇さんが何か言ってたんですけど、あの人…」みたいな呼び方をしていたら。もしかすると、その間の信頼関係はすでに崩れかかっているのかもしれません。それに気づかずに、放置していると信頼関係はどんどん失われていきます

しかし、今回の話のように、信頼関係が薄れてきているときには、兆候が生まれてくるわけです。呼称が変わっている。別の第三者から良からぬ噂が聞こえてくる。SNSで心配になるようなつぶやきをしている。

どんな兆候なのかはわかりませんが、そういった危険を察知する能力がマネージャーには求められます。それが察知できることで、早めに手を打つこともでき、関係の修復ができる可能性も高まってきます。

スタッフ同士の会話や動向をもっとよく観察してみましょう。もし、「あの人」「この人」といった呼び方になってしまっていたら、それは危険のサインです。すぐに何か対策をしないと、手遅れになるかもしれません。

自分自身も含めて、呼び方ひとつでも注意が必要ですね。

今日のおさらいです。

  • 呼び方ひとつが関係を表すこともある。
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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

 
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