人工知能同士による「謎言語での会話」は、よく起こる失敗の一つ

 

テレワーク時代、電話ボックスが復活する? 「1人用ワーキングスペース」その中身は…

明らかなニーズがあるにも関わらず、誰もちゃんとしたソリューションを提供出来ていない市場というのはいくつかありますが、「周りの音を気にせずに電話をしたい」というニーズもその典型的なものの一つです。

私の場合は、特に日本への長期出張中などに強くニーズを感じるのですが、落ち着いて電話をするためだけに一度オフィスに戻って、会議室を借りて、みたいなことをすることがあります。手軽に出先でそんなスペースを借りることが出来たら、使うと思います。

この会社は、そんなニーズに応えるために、電話ボックス型の「テレキューブ」というワーキングブースを(1つ200万円ほどで)販売しようとしている様です。発想は良いと思うのですが、そもそも「販売するというビジネスモデルが正しいのかが疑問です。

そうではなくて、漫画喫茶やカラオケボックスの一部を改修して、防音ブースを作り、そこをビジネスマンに貸すというビジネスモデルの方がうまく行くように私には思えます。

その手の場所であれば、会計やドリンクサービスはすでにあるため、防音ブースへの投資だけでビジネスの幅を広げられるし、防音ブースで漫画を読んだり一人カラオケをしてもらっても問題ありません。

このブースが1時間500円稼ぐとしたら、稼働率約40%(1日10時間)で計算して、年間180万円です。場所代や人件費・光熱費も必要なので、実際にビジネスとして成立させるためには、1ブース辺り200万円の投資は少し厳しいかも知れませんが、良い落とし所を見つければ十分にビジネスになるように思います。

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