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なんじゃこりゃ!ネットで話題のマネキンに学ぶ仕事常識の破り方

とある百貨店のマネキン画像のツイートがネットで大きな話題となっています。無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者・坂本りゅういちさんがその投稿から感じ取ったのが、先入観を覆す発想力。記事内で、すべての業種に共通する「自由に発想することの重要性」について記しています。

発想は自由

ここ数日、Twitter上で話題になっていたお店の画像をご覧になりましたか? どこかのスーツ売り場の写真で、マネキンがとんでもない角度で展開されているというものです。一応、参考に貼っておきます(注:togetterサイトに移動します)。

セットした店員さんはよっぽど楽しかっただろうな…と思うほどスタイリッシュなマネキンが話題に「マネキンの可動域なめてました」

image by: Twitter(@noroiteitoku)

洋服売り場で使われているマネキンは、通常、前を向いて立ったままの状態です。しかしこれは、見ていただくとわかると思いますが、バク宙の途中のようなポーズだったりジャンプして両手を広げているようなポーズをとっています。

まぁ、実はこれは、百貨店のそごうで、可動域の広いマネキンをリースして行われている展示です。少し前に、ニュース記事にもなっており、当時から話題になっていました。

その効果のほどは、定かではありませんが、注目したいのは、この発想力です。一般的なアパレルショップに勤めていると、マネキンがこんなに動くことはないと誰もが知っています。だから当然、どこでも見れるようにマネキンには洋服を着せて、立たせたままのポーズを取らせます。それが当たり前だからです。

しかし、それはあくまでも先入観からくるものでしかありません。この躍動感あふれるマネキンのポーズは、それを覆した発想から生まれています。そんな発想が、見た人に面白いと思わせて写真に撮られ、全国的に知られるきっかけを生んでいるわけです。

以前、どこだったか忘れましたが、私も特徴的なマネキンのディスプレイを見かけたことがあります。その店では、マネキンを解体して、手なら手だけ、足なら足だけと、各部位に合わせたアイテムを着けさせて吊るしてありました。一見すると、びっくりするようなディスプレイですが、アイテムもきちんと見えるように計算されていて、とても興味深い展示だったんです。

これも、普通にマネキンを立たせるだけという先入観に埋もれていると発想できない見せ方だと思います。

たまたま、マネキンの話になっていますが、これは他のどんなことにも共通して同じことが言えるはずです。

とあるお店で、靴下を重ねて整然と並べていても全然手に取ってもらえなかったのが、綺麗に並べるのをやめて、カゴに入れておいたら飛ぶように売れたという逸話は有名な話です。

普段から扱っているもの、昔からその場にあるものなどは、「これが当たり前」「こうやって見せるもの」という先入観があります。しかし、それを少し崩して自由に発想するだけで、いきなりお客様の目に止まり、話題になったりするなんてよくあることなんです。

自店にあるものを見渡してみてください。昔からその場で同じように見せているものや、当たり前のように鎮座しているものがいくつもありますよね。それらを自由に発想して、違った見せ方はできないでしょうか?

発想は自由です。決まった形なんて、誰が決めたわけでもありません。常にそんな柔軟な頭と目で、お店をつくっていきたいですね。

今日のおさらいです。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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