なぜ中国政府が渡航制限しても、日本に来る中国人は増え続けるか

 

中国人の日本人気が高まる一方で、中国旅行をしたいという日本人は減少の一途を辿っています。日本旅行業協会(JATA)が発表した2017年の夏休みの旅行人気ランキングでは、中国は10位内にも入っていませんでした。やはり環境汚染の問題に加えて、日本人をスパイ容疑で逮捕したといった報道があったため、何をされるかわからないと警戒する人が増えたのでしょう。

<JATA 夏休み旅行動向調査>夏休み旅行一番人気の方面! 海外は「ハワイ」 国内は「北海道」

中国政府が観光から文化、芸能、スポーツまで、あらゆる分野を政治利用することはよく知られています。かつて日本が尖閣諸島を国有化したさいに、中国はレアアースの日本への輸出を禁止したことがありました。

台湾も韓国同様、中国からの観光客を制限する「観光制裁」を受けましたが、その結果、行儀の悪い中国人が減ったことで、日本人観光客をはじめ中国以外の国々の観光客が増え、観光収入はかえって増大しました。そのため、台湾では「中国人観光客はいらない」という声が高まっています。

image by: Alexander Gatsenko / Shutterstock.com

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