長期で最大の課題は、中国
私が安倍総理続投を願う最大の理由は、中国です。習近平と安倍総理は、ほぼ同じ時期にトップに立った。習の1期目は2012年11月に始まった。安倍総理が総理に返り咲いたのは、同年12月です。
当時の状況を振り返ってみましょう。2012年9月、民主党の野田総理が、尖閣国有化を決めました。それで、日中関係は、「戦後最悪」になってしまいます。習氏がトップに立った11月、中国はモスクワに代表団を派遣。ロシアと韓国に、「反日統一共同戦線」構築を呼びかけました。もう100万回書きましたが、この戦略の骨子は、
- 中国、ロシア、韓国で「反日統一共同戦線」をつくる
- 中ロ韓で、日本の領土要求を断念させる
- 断念させる領土とは、北方4島、竹島、尖閣・【沖縄】
- 日本に【沖縄】の領有権はない
- 【アメリカ】を反日統一共同戦線に引き入れるべし
新しい読者さんは、下の絶対証拠を必ずご一読ください。
中国の戦略は、「アメリカ、ロシア、韓国と組んで、日本をぶちのめそう!」。この戦略を無力化させるために、安倍総理は、アメリカ、ロシア、韓国との関係を改善させてきました。特にロシアについては、オバマさんの反対を押し切って、改善させてきた。これは、「いい独自外交」の例です。結果、日本は、アメリカ、ロシア、韓国との関係を良好に保ち、習氏の「反日統一共同戦線戦略」は、無力化されているのです。
しかし、一時も油断はできません。安倍総理は、引き続き、アメリカ、ロシア、韓国との関係を深めるよう努力を続ける必要がある。さらに、インド、EU、台湾、ベトナム、フィリピン、オーストラリアなどの関係もとても大事です。
まもなく2期目に突入する習近平氏。彼+「反日統一共同戦線戦略」との戦いは、まだまだ続いていきます。