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ばりうまか!「一風堂」はラーメンの本場・中国でも大行列

今や全国区の人気を誇るラーメン店「一風堂」ですが、実は中国でも現在13店舗を展開するなど成功を収めているのをご存知でしょうか。無料メルマガ『上海からお届け! 簡単3分、写真で覚える生活中国語』に、中国在住の日本人著者・ジンダオさんによる「中国版一風堂」のレポートが記されています。

中国でも大人気の日本を代表するラーメン店。一風堂【一风堂】

九州の味から世界の味に。日本を代表する食べ物の一つとなりました。

上海人の友人から「ラーメン食べない?」と珍しいお誘いを受けて、彼の指定の場所で待ち合わせ。上海に徐家汇という場所にある「美罗城」へ。この「美罗城」の地下一階には「日本をコンセプトにしているエリアがあり、日本のスイーツ、レストランが立ち並んでいます。今回は友人の指定で日本人の皆さんもご存知の「一風堂」へ。


一風堂、過去に中国進出するも残念ながら一旦撤退。確か当時は「一風堂」ではなく「87拉面」か「78拉面」という名前で、豚骨以外に味噌、醤油、サイドメニュー豊富な品揃えの、日本とは全く違うコンセプトの店舗展開をしていたような記憶があります。2012年再度チャレンジして中国展開。現在一風堂は中国で13店舗。北京2店舗、上海6店舗、広州2店舗、深セン1店舗、四川省成都1店舗、重慶1店舗とどんどん店舗を増やしながら運営中。

再チャレンジでしっかり、中国人の胃袋をキャッチしているようです! そんな一風堂、訪問した時は昼時と言うこともあり行列が。

今回私はさっぱりしたラーメンが食べたかったので、「冷中华面(lěng zhōng huá miàn)冷やし中華麺」を、友人は「特製赤丸の替え玉」、友人も大満足の豚骨だったようです。


中国のラーメン。上海の近くにある蘇州には蘇州ラーメンという名物ラーメンがあり、蘇州ラーメンの味付けは醤油ベース。中国のラーメンのスープは日本のラーメンスープのように、ダシが余りきいておらず味は薄くサッパリ系。元々豚骨の文化は上海に無かったように思いますが、ガッツリ系の濃厚スープは、中国人の市民権を得ているようです。

中国での認知度が上がったお陰で日本に旅行へ行く中国人の中には、日本でラーメンを楽しみに訪れる人も徐々に増えてきています。ラーメンの本場の中国人が日本のラーメンを楽しみにする面白い逆転現象が生まれています。

中国で販売、一風堂ラーメンメニュー

※ 麺の硬さも日本と同様、注文できますし、ラーメン以外に、チャーハンや餃子のメニューも販売しています。

● 一風堂公式中国語サイト

今日の振り返り! 中国語発声

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ジンダオのここだけの話

10年前とはえらい違いです。

10年前の中国上海にも日本食屋があり、そこで専門店の味とまで言いませんが、日本式ラーメンも食べることが出来ました。

中国では専門店は流行らないという常識があり、例えばカレーだけの店、とんこつラーメンだけの専門店では受け入れられず、必ずサイドメニューは豊富にしないと、中国人の思考では喜ばれないという部分があったのですが、最近はカレー、うどん、ラーメンと専門色の強い店も成功を収めているようです。

来店する消費者の人数や構成が異なってくると、店舗側への要求も変わる訳ですから、家族が多い店舗は今までと同じく、万能受けする構成は必要でしょうし、お一人様が多い店舗は日本のように、専門性の高い店舗が増えていくかも知れません。

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【著者】 ジンダオ 【発行周期】 ほぼ 週末刊

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