なぜ友人にラーメン屋を紹介できても客に商品をお勧めできないか

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友人知人に美味しいラーメン屋を紹介することは苦もなくできるのに、顧客に自社製品を説明するとなると躊躇してしまう…、この差はどこから生まれてくるのでしょうか。今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では著者で戦略コンサルタントの中久保浩平さんが、そうした差が生じる背景を解説するとともに、「売り込み」と思われない商品・サービスの紹介に必要な心がけについて記しています。

自信があるなら堂々と

友人や知人に「駅前に新しくラーメン屋がオープンしたんだって! 今度一緒に行ってみようよ」なんていう情報伝達は、誰しも自然と行えます。ところが、営業や販売、接客、マーケティングなどビジネスの場面で、商品やサービス、あるいは、会社やお店のことを伝えていきましょう!ということになると、「なにをどう伝えていいのか??」なんて感じる方も少なくないのではないでしょうか?

これには、商品やサービス、会社、お店のことをお客様に伝えていくという行為そのものに、「売り込みって思われたらイヤだな~」など後ろめたさみたいなものを感じたり、なんとか購入(利用)してもらおうと相手の顔色ばかりが気になったり、というネガティブな意識が働き上手く伝える事ができない、というケースが往々にしてあります。

日常的な会話の中で情報伝達は出来るのに、ビジネスになるとそれが出来ない。これを克服していくには、自社の扱っている商品やサービス、あるいは、自社や自店そのものについて、自分だったらどんなときに利用したいか? とか、自分は商品やサービスのどこを気にいっているか?  とか、自社や自店のどんなところが好きなのか?  などということが、客観的に言えるようにする必要があります。

「こんな思い入れがあって惚れ込んでいる」
「これほどまでにお客様に喜んで貰える」
「こんな風に役に立つことができる」

だから、「自信を持ってお伝えすることができるのです」ということが言えるかどうかということです。

と、このようなことを言うと、「それって結局売り込みになりません?」て反論したくなるかも知れませんが、ほんとにいいもので、自分が気に入り自信があるなら、それを伝える行為というのは、売り込みでもなんでもありません。売り込みになるのは伝え方に問題があります

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