MAG2 NEWS MENU

風邪で寝込んだ子どもの不安を知れば、看病は途端に「楽」になる

厳しい冷え込みが続くこの時期、体調を崩したお子さんの看病にあたられている方も多いのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『子どもが育つ「父親術」』ではそんな親御さんに向けた、「看病する時のヒント」が記されています。

風邪 – 看病するとき

この時期、子どもの看病に当たっている方も多いのではないでしょうか。そこで、今号では子どもを看病する時の工夫について、お届けします。

1 状況理解を助ける

病気の時の子どもは、病気からくる苦痛・不快を感じるだけでなく、自分の体に起きている異常事態に驚いたり怯えたりすることがあります。「今、自分の体で何が起きているのか」が理解できれば、少なくとも「理解できないことによる恐れ」はなくなりますし、苦痛・不快感に対しても納得して我慢しやすくなります

完全に正確である必要はありませんので、子どもに理解できる描写で状況を教えてあげましょう。例えばおたふく風邪なら、

などを教えてあげると良いでしょう。

2 発熱の意味も教える

発熱も病気の症状のひとつですが、「熱が出ることそのもののポジティブな意味を教えてあげましょう。熱はカラダ防衛隊が活動している証拠で、ウイルスを勢い良く退治しているほど、熱は高くなると教えてあげてくださいね。

我が家でも、昨年おたふく風邪で熱が高くなった娘に、こんな話をしました。

─パパ、暑い~。起きるとクラクラするし…。

「どれどれ…、38.5度か。しっかり熱が出ているね。今、レイの体の中で、防衛隊がオタフクカゼをやっつけてくれているよ。これだけ熱が出ているから、ものすごい勢いで退治してくれていると思うぞ。きっと2~3日でやっつけてくれるんじゃないかな。いや~、レイの体の防衛隊さんたちは、本当によく働いてくれるね!」

そんな話を横で聞いていたせいか、次に息子が発病した時は、自分からこんなことを言ってきましたよ。

─パパ、今すっごく熱いよ。触ってごらん! お、38.7度だ!これならレイより早く治るんじゃない? やっぱりな~。オレ体力あるからなぁ。

3 読み聞かせに代えて

過去のメルマガで、就寝前の読み聞かせの代わりに、口述の物語を聞かせてあげることを紹介しました。

読み聞かせに代えて

その応用で、病気の時は上記の1.2.を盛り込んだ物語」をお話してあげること、とってもお勧めです。即興の口述に慣れた方であれば、ウイルスやカラダ防衛隊員の一人称で語ってみましょう。きっと面白さ倍増です。

参考に、私が娘に語った物語をお届けしたいのですが、長くなってしまうので、後日改めてご紹介しますね。

病気の時は子どももしんどいですし、大人も仕事を休まざるを得なくなるし、家事だって思い通りに進まなくなるもの。大変だなぁと思ってしまうのは自然なことです。

ですが、子どもと一日中一緒にゴロゴロして過ごすのは、赤ちゃんの時か病気の時だけの貴重な時間でもあります。自身の休息も兼ねて、ゆったり穏やかに過ごしていただけたら、私もうれしいです!

image by: Shutterstock.com

パパコーチ くろさわこの著者の記事一覧

子供がグングン伸びて、親のストレスも激減~そんな状態を実現するために、毎日使える具体的なノウハウを提供する無料メルマガです。読者からも「駄々コネが減った」「言わなくても自分の準備をするようになった」などの成果が出ています。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 子どもが育つ“父親術” 』

【著者】 パパコーチ くろさわ 【発行周期】 週刊

print

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け