沖縄に手を出してきた中国の「一帯一路」、狙いは本土との分断か

 

もっとも、中国人は国家や民族に対する公利公益よりも、私利私欲が優先する民族です。権力に対しては面従腹背で、猜疑心も強いという一面もあります。中国人には、本当の意味での愛国心はありません。とはいえ、カネには弱いため、利益になるとみるやすぐ転びスパイ活動やロビー活動にも熱心になります。そのような二面性があるから、中国人はやっかいなのです。

政権が変われば、敵味方も変わるため、「昨日の味方は今日の敵」になることもしばしばです。前政権の対日スパイが、新しい政権では中国の敵とみなされて摘発されることもよくあります。

いずれにせよ、日本は平和ボケが長く続きすぎたため、中国や中国人への警戒心がまだまだ薄いと感じざるをえません。幸い、日本は安倍政権下で特定秘密保護法や安保法制が整備されてきました。しかし、沖縄は日本のウィークポイントでもあります。

なぜオーストラリアがいま新たな「反スパイ法」や「外国人干渉防止法」の制定を急いでいるか、日本人はもっと真剣に考えるべきです。

今回のまとめ

  • 沖縄で、中国と沖縄県内の企業の経営者らが習近平政権が推し進める「一帯一路」展開を模索するフォーラムが開催
  • 親中派政治家が首相を務める豪州では中国による「主権の侵害」が進んでおり、今回のフォーラムをきっかけとなり日本もその二の舞いとなりかねない
  • 中国に対して警戒心が薄い日本人だが、豪州が「対中対策」を余儀なくされている現状を真剣に考えるべき

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2017年11月分

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黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実』(2017年12月12日号)より一部抜粋

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