「何となく良くないことが起きる気がする…」そんな「心配性」な一面は誰しもあるものですが、中には小さなことでいつも不安に感じてしまう過剰な心配性の方もいますよね。無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』の著者で心理カウンセラーの吉田こうじさんが、そんな心配性を直すためのトレーニング方法を伝授しています。
何かと不安で心配ばかりして困っている人へ
あなたはこんな経験をしたことがありませんか?
鍵をしめて出て来たにも関わらず、「家の鍵を掛けただろうか?」と心配になって、今来た道を戻り鍵の状態を確認する。バックに入れたはずとわかっていても、「あれ? 携帯電話持ったかしら?」と心配になって、バックの中をガサゴソあさる。
多かれ少なかれ誰にでも「心配性的な一面」はあるものです。いくら「大丈夫!」とわかっていても一度、不安な気持ちを持ってしまうと、その事実を自分の目で再確認しないと安心できない…。こうしたことは誰にでもあることです。
ただ、こうした不安が過度に強い人もいます。過度に強くなると例えば、「秘密結社が私を狙っている」「国家権力が私のことを嗅ぎ回っている」と信じてしまって疑わなくなることもあります。
僕自身、「私が行くところには全てテレビカメラがあって監視されている」とか、「誰かが夜になると家の敷地にまで入って来て内部を盗聴している」などという妄想が全く頭から離れずに夜も眠れないし、「もしかしたら怪しい薬が盛られているかも…」と食事もままならなくなっている方とセッションをしたことは少なくありません。
このメルマガを読んでいたり僕の動画をご覧いただいている人は、そこまで神経症的な症状でお悩みの方はいないかと思いますが、案外、私たちの身近には、「過剰な不安症になる要素」が多いんじゃないかなと思ってます。
そこで今回は、そうした過剰な不安から抜け出す簡単な方法をお話ししたいと思います。これからお話しする方法は無茶苦茶シンプルな方法ですが、何回か練習を続ける必要があります。なお、文章だけだとわかりづらいと思うので近いうちに動画でも話したいと思います。では、いってみましょう。
■ ステップ1
頭の中で考えていることを「私は◯◯だと考えている。なぜなら…」と主語を「私」にして客観的にそう考える理由を書き出す。
■ ステップ2
どう考えると自分の気持ちが楽になるかを同じように「私は◯◯だと考えている。なぜなら…」と主語を「私」にして客観的に理由を書き出す。
■ ステップ3
ステップ1の考え方を手放さずにいると自分がこの先さらにどうなりそうかを、自由に、悲観的に考える。
■ ステップ4
ステップ2の考え方でいた場合、この先どうなるかを自由に楽しく考える。
たったこれだけです。本来であればマンツーマンで各ステップについて質問しながら臨場感を高めて回答してもらうとより効果的なのですが、紙に書き出して自分で客観視するだけでも、自分が過剰な妄想や思い込みのせいでする必要のない心配を握りしめていることに気付けたりできます。気づくことさえできればいつでも手放せまますからね~。心配性が気になる方はぜひやってみてください^_^。
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