努力はしているつもりだけれど、なかなか売上が立たない…。そんな方、一度周囲の「売りまくっている人」が普段、何に時間をかけているか聞いてみてはいかがでしょうか。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、その「重要性と効用」について記しています。
売っている人は何に時間をかけているか?
販売歴が浅くて、成長はしたいけど、何から始めればいいかわからないという人に、とりあえずこれをやったほうがいいとオススメしたいことがあります。売っている先輩や、上司など、周囲の人たちが、「何に時間をかけているかを知る」ことです。
これは別に同僚じゃなくてもかまいません。他のお店の人でもいいし、売っている人の情報は、ネットなどで調べれば割と見つかります。それに自分自身が、「この人から買いたい」と思うような人がいれば、(常連になっているお店とかでも)その人でも全然OKです。
なぜ、そんな人たちが何に時間をかけているかを知ることが大事なのか? それは、自分がやるべきことのヒントが見つかるからです。
ある売上の良い人に、接客において、何に時間をかけているかを聞いてみたとして、「お客様がどうなりたいかを聞くこと」という答えが返ってきたとします。ということは、この売っている人は、お客様がどうなりたいかを聞くために、会話を大事にしているとか、質問をたくさんできる状態にあることがわかります。
それを自分と比べてみて、そんなに会話ができないと思うならば、会話ができるように質問に関する本を読んでみるとか、何かトレーニングをしてみるといったやるべきことが見えてくるわけです。
また、ここでのポイントは、仕事以外のことも聞いてみることです。普段の生活、プライベートでのことも聞いてみるんですね。すると、これが結構面白くて、売っている人ほど、仕事や商品に関することに時間をかけていたりします。
洋服を売っている人なら、セレクトショップ巡りをしていたり、Instagramで流行をチェックしていたり、アウトドアショップの人なら、登山に行きまくっていたりします。プロの料理人が、いろんなお店に出向いて、味やサービスを確かめに行っているようなものです。
そういう事実を知ることで、家に帰ってダラダラとテレビばかり見ている自分がいたとしたら、その反省をすることにもつながります。
売っている人ほど、売っている理由を持っているのです。その理由を知ることは、真似をすることや反省をすることのヒントになります。ぜひ、あなたの周りの売っている人に話を聞いてみてください。周りにいなければ、インタビュー記事を読んでみるなども良いでしょう。
今日のおさらいです。
- 売っている人、仕事ができる人が何に時間をかけているかを知って、ヒントを掴む。
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