命令と教育は違う。「やる気出せ」が口癖の上司が知るべき鉄則

 

極端な例ですけど、「部長から行って来いと言われたのでやって来ました」なんていう営業マンが目の前にいたら、その会社のことをどう思いますか? 「店長にやれと言われたから今お客様の応対をしているのです」なんてことをいう接客担当者が目の前にいたら、そのお店のことをどう思いますか? ってことです。

それとは逆にやらされてる感がない会社やお店はいつも活気があり、且つ、仕事に対するスピード感もあります。たとえば、会議やミーティングで新たに担当者を決めなくてはならない場面になったとき、

「ぜひ僕にやらせてください」
「私ならこのようなやり方でやります」

などと積極的に手を挙げる人が必ずいるものです。

経営者や管理職が部下、スタッフを教育するということは、知識や技術を教えることや、激を飛ばすことでもなく、また、命令や作業手順を指示するということでもなく、

  • スタッフの中にある「やらされてる感」を完全に払拭してあげること
  • 自らの意志によって「やってやろう」と取り組んでもらうように持っていくこと
  • 上記を実現するために具体的にどのようなことができるか?
  • どのようなサポートや環境が必要か? を考え提供すること

これらを実践することです。もちろん一朝一夕では行きません。粘り強く信念を持って取り組まないといけません。

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