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北の美女軍団こそ招かれざる客。五輪フィギュア会場で見せた本性

日本の北朝鮮研究の第一人者である宮塚利雄さんが主宰するメルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』。今回は、平昌五輪のスキージャンプ選手を多く輩出している北海道下川町で育ったという宮塚さんのエピソードとともに、平昌オリンピックに合わせて訪韓した安倍首相を「招かれざる客」と非難した北朝鮮に対し、フィギュア会場での美女応援団の醜態を紹介。彼女たちこそ「招かれざる客である」と断じています。

北朝鮮便り 美女軍団よりもオリジナルな朝鮮女性の顔の持ち主は?

平昌冬季オリンピックも今日(19日)で「大会中日」とテレビが報じていた。

冬季オリンピックに特別な関心もないが、大会が始まる前から北朝鮮の美女軍団がやって来るというので、日本のマスコミは大会の競技そのものよりも、彼女たちの話題でもちきりであった。

「平昌」と言う地名は今から46年前に韓国に留学した時に、研究テーマの「火田民」の調査のために江原道は何度となく訪れており、そのために「平昌」の地名も知っていたが、訪ねることはなかった所である。

平昌オリンピックでは日本のジャンプにも関心が注がれているが、男子選手の葛西さんと女子の伊藤有希さんは北海道下川町の出身で、伊藤さんは「下川商業高校」の卒業生とのことで、私の高校の後輩にあたる(私の時は「下川高校」で、伊藤さんとは50歳くらいの差があるが)。私が秋田の山奥から北海道の山奥に養子に行ったのが下川町であった。55年くらい前の下川町は小さな山間の町で、林業が産業の主でこれといった特徴のない所であった。

下川高校は市街地のはずれにあり雪が多く零下30度以下になる事も珍しくなかった高校の体育の時間の冬は柔道が主であったが、雪が降らない時はスキーが主で、高校の裏にあるスキー場でスキーを滑っていたが、そこにジャン
プ台があった。もちろん、テレビで見るような立派なジャンプ台ではなく、雪を積み重ねたようなもので私も飛んだことがあるが、怖くて距離は伸びなかった。ただ、同級生に伊藤君がいて彼はジャンプが得意で北海道内の大学に進学してジャンプに励んだようだが、オリンピックの選手になるようなところまではいかなかったようだ。

問題は伊藤友希さんが彼の娘さんかと思って下川町にいる同級生に聞いたら、「関係なし」とのことだった。また、レジェンドなどと呼ばれている葛西選手であるが、「家が貧しかった」ことで町内では知られていた。ともかく、冬季オリンピックのジャンプの選手を下川町が多く輩出していることを自慢にしたいが、50年くらい前の小さなジャンプ台の時代を知っている者には「隔世の感」がある。

さて、北朝鮮であるが、平昌オリンピックに合わせて訪韓した安倍首相を批判する評論を18日付けの『労働新聞』に掲載した。曰く、9日の五輪開会式に出席した安倍首相とペンス米副大統領が、韓国・北朝鮮選手の合同入場行進時に起立して拍手しなかったことに言及し、「同族間の和解の雰囲気に冷や水を浴びせようとした。実に憎たらしい、招かれざる客だと非難したのである。

安倍首相とペンス副大統領が拍手・起立しなかったことは当然のことではないか。それならば、北朝鮮の應援團(応援団)は15日のフィギュアスケートペアのフリースタイルに出場した北朝鮮のリョム・テオク、キム・ジュシク組を応援した際、他国ペアにも拍手を惜しまなかったが、唯一、米国ペアには最後まで誰一人拍手を送らず、拍手の有無を統制するかのように際立った態度の違いを見せたのである。また、この應援團は会場モニターに米国ペアが回転ジャンプの着氷に失敗するリプレイが映し出されると、失笑して互いの顔を見合うメンバーが何人もいたという。

北朝鮮の美女軍団に魅力を感じ彼女らの一挙一動に感心したのは韓国の純粋・素朴な国民だけであったのではないか。私に言わせれば美女軍団は悪の仮面を被った醜悪な女性軍」に過ぎない、まさに平昌オリンピックには招かれざる存在であったと思うのだが。韓国の男どもは「南男北女」に酔い痴れているようだが、今や北朝鮮の美女軍団の顔も韓国の整形美人も同じように見えた。むしろ、ホッケーの合同チームの女性選手たちの顔にはオリジナルな朝鮮女性の顔の持ち主が多かったような気がする。(宮塚コリア研究所代表 宮塚利雄)

image by: shutterstock.com

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元山梨学院大学教授の宮塚利雄が、甲府に立ち上げた宮塚コリア研究所から送るメールマガジンです。北朝鮮情勢を中心にアジア全般を含めた情勢分析を独特の切り口で披露します。また朝鮮半島と日本の関わりや話題についてもゼミ、そして雑感もふくめ展開していきます。テレビなどのメディアでは決して話せないマル秘情報もお届けします。長年の研究対象である焼肉やパチンコだけではなく、ディープな在日朝鮮・韓国社会についての見識や朝鮮総連と民団のイロハなどについても語ります。

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