共産陣営=平和勢力という信仰が、とりわけ若い層に行き渡っている。核攻撃なんて想定外。いろんな理屈を総動員して、北も失うものが大きい状態の中で、戦争など仕掛けられるわけがないんだと考えている。さらに、そもそもどうにかなるしかないんだという発想、ケンチャナヨ(大丈夫)精神がある。
龍谷大学の李相哲教授が講演で、北朝鮮の行動、思考を理解するための3原則をあげた。
- 信じるものは力のみである
- 人命価値は低い
- 約束とは時間稼ぎである
すべてが金正恩の自己都合だが、これは韓国にも共通するキーワードではないか。この本の結論:韓国リスクとは、端的に言えば厄介な隣人を持つ日本の宿命である。韓国とはまさにそこにある危機である。
編集長 柴田忠男
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