「まず何をすべき?」と他人に聞くような人は起業に向いていない

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もし、あなたが起業したいと考えているとしたら、他人に絶対聞いてはいけない質問ってなんだかご存知ですか? この質問をする人は起業に向いていない、という回答の例を教えてくれたのは、営業・マーケティング戦略コンサルタント中久保浩平さん。自身のメルマガ『ビジネス真実践』で、起業に向いていない人がしがちな質問について紹介しつつ、その理由をわかりやすく解説しています。

起業してはいけない人

時々、起業したてとか、起業したいという人に出くわします。で、聞かれることの多くが、「まず、何をしたらいいのか? 教えて欲しい」というもの。

まず最初に何をしたらいいか

そのヒントや答えを求めているようでは、起業なんて出来ません。起業したとしても失敗に終わります。なぜなら、そこに覚悟(プロとしてやるという)がないからです。何かを始める前から答えを人に聞いているということは自分ではなにも考えていないのと同じ。そんな甘いもので起業なんて出来ませんし、通用しません。

確かに起業して成功している人の話を聞けば、合理的に知識もノウハウも吸収できるかも知れません。しかし、最初から何も考えずにその成功者のレールに乗っかったところで、ビジネスや商売、経営の地力を養うことが出来ません。

そっくりそのまま成功者の真似をして上手く行けば…、というのは、楽をする、ということです。で、中途半端にそのやり方(楽をしたまま)で上手くいくと、「次はどのようなことをすればいいですか?」「もし、それが失敗したらどうしましょ?」みたいに益々楽をする(自分では考えない行為)ようになり、実際に失敗すれば、「こうやったら、上手く行くって言ったじゃないですか」と、タチの悪い始末になっていき、結局自分で何も解決できないことになるのです。

以前、こんな人がいました。WEB制作関係の仕事で起業したいといって歩き出したはいいんですが、「僕はどうも営業が苦手で。何か良い営業方法はないですか?」と聞いてきたので、「自分が仕事をしたいと思う相手のところへ片っ端から飛び込んでみたら」と応えました。すると、「いやっ、それは無理です。出来ないっす。それよりもっと、こうなんていうか効率的な…」と、返してきたので、「実際、自分で考えて行動しなさい! 相談はそのあとです」と一喝してやりました。

自分で考えてその考えに沿って、まずは行動する、それが出来ないのであれば起業する意味も資格もないのです。そんなことも分からないようでは、起業したとしても通用するはずもありません。

効率的、合理的に…、という考えと楽をする、というのは全く意味が違うのです。履き違えている人の多いこと多いこと。何をするにしても、まずは自分でよく考えてみる、考えて実際に動いた上で人に聞くことです。

それすら出来ない人は起業なんてやめましょう。

■今日のまとめ

自分で考えて動けない人は起業してはいけない

・自分で何かを始めようと考えていることをノートに書く。

・書き出したことに対して、まず何をする必要があるか? 考えてノートにまとめ動き出す。

image by: shutterstock.com

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【著者】 中久保 浩平 【発行周期】 毎週:火・木午前8:00発行※祝日の場合は翌日

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