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そろばん、英語、スイミングのうち最も費用対効果の悪い習い事は

読者からのさまざまな質問に回答してくれる、メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』の著者で人気コンサルの永江一石さん。今回は5歳の女の子のお父さんから、「英語・水泳・工作・公文式という今の習い事に加え、新たにそろばんを習わせる意味はあるのか」という質問です。子育てに独自の哲学を持つ永江さんが出した答えは…?

子供の習い事で「そろばん」はアリ?

Question

そろばんの幼児教育」について質問させて下さい。

先日、妻の意向で5歳の長女がそろばん教室へ通うことになりました。私としては今の時代にそろばんはないだろうと反対しましたが、妻の意向は絶対で、かつ当の本人は案外楽しそうに通っています。

現在、英語水泳工作公文式と、すでに4つの習い事をしており、さらに読み聞かせなども毎日欠かさず、これ以上の習い事は費用対効果が悪いのではないかと懸念しております。ただ、非認知能力が高まるという意見も一理ありそうですし、何より本人が楽しそうです。

このまま黙認するべきかどうか考えております。ぜひ永江様のご意見をお願いします。

永江一石さんからの回答

そろばんは子供の習い事としてとても良いと思いますよ。よく「いまは電卓があるから必要ない」という人もいますが、暗算だけでなく頭の中に数字の感覚があると日常生活でも非常に役立つんです。

例えば先日もブログに書きましたが、世の中には算数が出来ない人って意外と多いんです。特に放射能やトンデモ系の人達は確率やしきい値が理解出来ないので、詐欺に騙されたり偏った思い込みを撒き散らしたりするので大迷惑ですよね。

その点、そろばんで数の感覚が磨かれれば数字に強くなりますし、何よりお子さん自身が楽しく通ってるなら全く問題ないと思います。

またその4つの中だと水泳が一番費用対効果が悪いと思いますね。だって小さい頃から体力がつくといっても他のスポーツや普段の外遊びでも十分に事足りますよね。月会費も高額で、未就学児は親の付き添いが必須など手間がかかる割に得るものが少ないという気がします。

他には5歳の子に英語を習わせるのもあまり意味が無いと思いますね。もちろん英語に親しむという意味では有効な場合もありますが、わたしの周りのネイティブレベルのスピーカーに聞くと、幼少期から英会話スクールに通ってた人はほとんどいません。

まだ日本語も分からないうちから英語を始めてもほぼ身につかないので、よくある駅前留学なんて無意味だというのがわたしの意見です。

逆に彼女が大きくなる頃には語学は翻訳AIが発達して少し喋ることができる程度では役に立たなくなってるはずです。それより少しでも理系的な素養を付けた方が有利ではないかと・・・。

image by: Shutterstock.com

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