写真と実物が違いすぎる「ガスト」が、それでも集客できる理由

 

そして、集客できる大きな要因のもうひとつが、店舗数です。全国で1,366店(平成30年4月30日現在)と、圧倒的な数なのです。お店が多いということは、何を食べようかと迷った時にすぐそこにお店があるということです。身近にあって、手軽に利用できる。その利便性が、「ガスト」の強みなのです。

言い方を変えれば、他に適当なお店がないから利用しているのです。これは「ガスト」を批判しているのではなく、それが「ガストの役割になっているのではないかと考えます。

もし、似たようなメニュー構成の「ジョイフル」が、店舗数を急激に増やすことができれば、No.1の座は奪われるかもしれません。しかし現状では、料理写真と実物が違うと知っていても、「ガスト」を利用してしまうのです。

 

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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