親の過干渉が「いじめ」につながる。まずは家庭内で出来ること

 

教育型いじめというのがある。これは何かが出来ない子供に対し、指示、命令し、出来ないことをあざ笑うといった形で行われる。教師に注意されると

「教えてあげていたんです」
「注意していただけです」

といった言葉が返ってくる。された側も自分が悪いからだと思い込みやすい。領空侵犯をする、されるといった人間関係は、親の過干渉が根底にあることが多い。

人は、一人一人主体的な存在である。個別の願いや課題を持ち、自ら意思決定して生きていく。しかし親の子に対する過ぎた干渉は、主体的に生きる価値を奪い、他の人の生き方を尊重しない態度を育てていく。正しいこと、困らないことを親が与えるのではなく、正しいこと、困らないことに子供がたどりつけるようにすることが大事である。

精神科医の斎藤茂太氏は「人生に失敗がないと人生に失敗する」と語った。

過干渉を避けることは家庭で出来るいじめ防止策だ。

守矢 光児

image by: Shutterstock.com

いじめから子供を守ろう!ネットワークこの著者の記事一覧

「いじめ」と学校の「いじめ隠ぺい」から、子供たちを救うための、父母によるネットワークです。いじめの実態やいじめ発見法、いじめ撃退法、学校との交渉法、いじめ相談などを掲載します。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 いじめから子供を守ろう!ネットワーク 』

【著者】 いじめから子供を守ろう!ネットワーク 【発行周期】 週刊

print
いま読まれてます

  • 親の過干渉が「いじめ」につながる。まずは家庭内で出来ること
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け