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ここではない何処かへ。元気なうちにしておきたい終の棲家さがし

人気映画シリーズ「男はつらいよ」では、フーテンの寅こと的屋家業の車寅次郎は、足の向くまま気の向くまま、旅から旅への渡り鳥とばかりに全国各地を渡り歩きます。観る者はみな、そんな寅さんの放浪に憧憬を抱きます。無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』の著者・音多さんは、そんな放浪の醍醐味を味わいつつ、理想とする「天国の家」を探し出す体験談を紹介しています。

あなたにとっての天国の場所はどこ?

我々が富と成功を実現する為の重要な要素となるのが自分の住む場所です。これは過去にも「ケガレチとイヤシロチ」の話しや、環境を変えると運が変わる話しで取上げましたが、「自分を存在させる場所によって人生密度や価値は大きく変わりますので、これからテーマとして扱いたいと思います。

私自身は15年程前から自分が最終的にどの地で暮らすのが最も良いのかを考えて来ました。具体的には旅行してみてその地のエネルギー状態が自分とマッチするかどうかを感じて記録に残したり、実際に引越しをして住んでみて将来像が描けるかを行ってきました。

私の場合は「幸い」転勤が多く、これまで引越しは10回以上望んで」してきましたし、海外もアメリカとタイに住んだ事があります。あえて「」で括った部分がキーポイントでして、多くのサラリーマンはここが真逆の感覚だと思います。ひとつの場所に住んでいたい、出来れば異動したくない、それがまして海外勤務なんてまっぴらごめんという感覚が普通でしょう。

なので人によっては生まれた故郷から一歩も出ず、海外も知らない人もかなり多いわけですが(ここは後述します)、私の場合は「自分にとって天国の地を探すという目的があるので、様々な場所に積極的に行くようにしてきました。

そのおかげで、「自分にとっての天国の地は世界のどこかに必ずある」という事に気付く事が出来たんですね。

冒頭で書きましたが人は環境を変えるだけで運が変わり水を得た魚のようにキラキラ輝いて活躍出来るものです。そんな事実がある事をこのメルマガで共有し、今人生に苦しんでいる人の希望になれば幸いです。

ちなみにまさに今、私の移住遍歴に新たにもう1ヶ国加わろうとしている国があります。その為に先週中国広東省を訪問してきました。私が訪れたのは広州市ですが、そこは大都会で活気があり元気が出そうな場所。市内や子供が入る予定の幼稚園を見て来ましたが、日本人が非常に多いエリアなので住むには全く問題無さそうです。

たださすがに日本と比べるとライフラインやインフラの中で、特に安全面の不安を感じましたので、ひとつづつクリアにする必要がありそうです。そして言葉!中国語の発音はある程度習得するにもかなり根気が必要そう。

またネット関係は不便です。特にお国柄、アメリカ産のグーグル全般、フェイスブック、ツイッター、ライン、ユーチュブ、アマゾンプライムは使えませんでした。ヤフー検索もNGです。VPN(仮想ネットワーク)でアクセス出来ましたが不便さはあるでしょうね。

ただここは実際に住んでみないとその不安が本物かどうか判断出来ないので今の所は棚上げにしておきます…。考えてみればアメリカに住んでいた時には夜な夜な銃声も聞こえてましたしね…。

と、私の移住遍歴とこれから住もうとしている国をお伝えしました。では私が考える移住条件や、世間一般が選ぶ居心地の良い移住先、そしてそうした場所に実際に住んでみる為に今からやるべき事の提案をしてみたいと思います。

まずは私が考える移住先ですが、ひとつは過去にお伝えした幸福国シリーズや長寿国シリーズでお伝えしてきた国々が挙げられます。例えばデンマーク、香港、スイス、サンマリノ(イタリア)、シンガポール、オーストラリア、カナダ、キプロスなどを挙げてきましたが、これらの国は社会保障が充実していたり、医食同源の文化が根付いていたりと、ある意味人が作り上げた理想郷のような場所です。長寿国という点ではもちろん日本も含まれます。

私自身が実際の経験値から選ぶと、1位はアメリカ西海岸、2位はタイとなります。日本は? というと、私が東日本にしか住んだ事が無い事もあって3番手。ここでもう一つ重要なファクターとなるのが気候」です。

何故上記の国々が一般的にも移住先や旅先に選ばれるかというと「居心地が良い」からです。そしてその理由は年中過ごしやすい気候にあるんですね。人が快適に過ごせる気候は気温25、6度、湿度が55~60%ですが、このストライクゾーンに年間通して近いエリアほど良いわけです。

こうしたあらゆる面を総じて考えると上記の順位となります。よって私も日本の温暖なエリアに住む事が出来ていたら迷わず日本を選ぶかもしれません。何と言っても日本はあらゆるものが整っていて何でも手に入る超絶便利な国ですからね。

ただしアメリカ西海岸の年中温暖で爽やかな気候なんて天国です。寒くて凍える事もないし、雨で気分が沈む事もありません。人生良い気分の日が1日でも多い方が良いに決まってますから。そうした意味でも自分に好都合な環境を選ぶ事は非常に重要なんですね。

ちなみにこうした観点で考えると、私が次に移住しようとしている中国広州市は意外なほど好条件なんですよ。それはエリア的に長寿国の香港と近く医食同源の文化がある事、そして南国特有の気候である事、更には大都会でインフラ面が整い、あらゆるものが手に入りますから。

そんな理由もあって移住(異動)を受入れたわけですが、もう一つの理由は単純に興味があるからです。今まで私は、日本が依存関係にあるアメリカや、中立な立場で親日のタイに住んだ事はあります。ですから今度はそれらと対極の国にも住んでみたいんです。

現在日本のメディアからは中国の悪いイメージしか流れて来ませんが、実際に現地メディアがどう世界を報道しているのか、その感覚を掴んでみたいわけです。それにはやはり住むしかありません。同じ立ち位置の国でもロシアだとNGなわけです。それは単純に「寒い」からです(笑)。

では最後に今からやるべき事の提案です。

日本人が自分の住む場所を変える事、つまり引越しをした回数のデータを見ると3回以内の人で約6割が占められています。つまり多くの人は生まれた場所から多くても3回程しか移動しないわけですね。

これが海外移住となると劇的に率は減るわけですが、そもそもパスポートを取得している人の割合って最も多い東京都で3割ほど、一番少ない青森では1割を切っています。

こうしたデータを見る限り、自分にとっての天国の場所を探す事を実際に行動に移す人はほぼいない事が分ります。

人は今いる場所が居心地悪くても、そこに長くいるとそれが当たり前でベストな事だと思い込んでしまいます。なのでまにはちょっと別の場所に行ってみてその地の空気や居心地の良さが今いる場所とどう違うのかを比較してみると良いでしょう。

海外に行ったご経験のない方にはとても敷居が高いのかもしれませんが、そんな場合はまず近場のパスポートセンターにパスポートを取りに行きましょう。そこから先は航空チケットと現地ホテルを予約するだけ。全てネットで(日本語で)完結出来るんです。

今自分が住む場所とは異なる気候の場所に行って空気を吸ってみて、明るく感じる、息が吸いやすい、頭がスッキリし視界が開けた感じがする、身体が軽くなる、高揚感があるなら良い場所です。逆に閉塞感を感じる、緊張や不安が走る、頭や身体が重くなるなら避けた方が良いです。

自分の理想の地を探す為、はたまた今いる自分の場所がどんな状態かを改めて理解するにも、たまに環境を変えてみる事。すると思い込みでは無い本当の富と成功が見えて来るかもしれません。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 音多秀茂 【発行周期】 ほぼ 季刊

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