なぜ明らかに客が入ってないあの商店はいつまでも潰れないのか?

 

■月に数人しか来ないカーテン屋さん

たくさんカーテンが下がっているのに、お客さまが来るのは、ほんの時々。しかし、一度来たお客さまが遣うお金は大きく、年商1億円を達成。その秘密は?

・カーテンは、窓の数だけ儲かると言われ、替える時はすべての窓を替えることが多い。部屋まるごと一軒まるごと
抱き合わせの絨毯販売。カーテンを替えると、イメージチェンジで絨毯も替えたくなる
・壁や天井、フローリングなど、内装リフォームをすべて引き受け、1軒50万円程度になる。

客単価が大きくなれば、来客数は少なくても、儲けることができます。また、カーテンだけではなく、その周辺で、コーディネイト提案ができます。

■ひと気の無い画材屋さん

絵を描く趣味でもない限り、一般人にはあまり縁の無い画材屋さん。店頭販売は、売り上げの10%。画家や趣味人の姿も見かけないのに、年商6,000万円。その秘密は?

大学&予備校への画材販売で、50%を確保
画家の絵を預かる倉庫の収益
・専門知識を活かし、展覧会の絵画運送を請け負う

大口の顧客を持てば、お店は事務所兼応接室となります。経費が掛かるなら、お店は無くても営業できることが利点。

■アカ抜けない文房具屋さん

お洒落な最新の文具も無い、ただただ機能だけを追求した、定番品のみを扱うお店。店舗は古くなっていくばかりなのに、年商2億円を確保。その秘密は?

学校/会社へのカタログ販売で、20%
オフィス機器販売&修理などの外商35%
オフィスプロデュース(インテリア&レイアウト)で35%

収入の多くが、オフィスを対象とした営業活動によります。文房具という小さな商材をキッカケに、オフィスをトータルプロデュースするという、大きな商売を発見したようです。

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