それが仕事に対する主体性だと思うんです。
サラリーマンで、特に過労死レベルで働いている人って、仕事に対する主体性が必要なんですよ。主体性とは、自らの意志で、
● 今日は何をする、どこまでする、どうやってやる
を常に自分で決めるということです。
忙しくて、時間が無くても、
● 腹減ったから12時前だけど、早めにメシを食いに行くか
って出来るとストレスのコントロールが出来るんですよ。
マズいのは、トイレに行く時間も、タバコを吸ったり、コーヒーを飲む時間も自由に決められない状況での長時間、高プレッシャー労働なんです。
忙しかろうが、プレッシャーがあろうが、自分の裁量で決められることがたくさんあるのなら、それをやりくりすることで、ストレスを逃がすことが出来るんです。
これは要するに、成果を出す事は約束するけど、それ以外のことは私の自由にやらせてね。ということです。これを宣言出来る人が、高度プロフェッショナル人材です。ですから私は上司にほとんど報告ってしなかったんですよね。週に一度メールでサラッと近況を報告するくらいで、あとは余程判断に迷うこと以外(ほとんど無いんですけどね)、好き勝手に自分で決めてました。
逆に、上司に、それが出来るための権限を下さいって言えなきゃダメだと思います。上司があなたの鬼気迫る働きぶりを見て、あなたに配慮して気を遣ってくれるようになったら、過労死なんてことにはならないんです。
トップパフォーマーってみんなそれを意識してやっていますから。
会社や上司に細かくあれこれ指示をされて、箸の上げ下ろしまで細かく指図されているようでは、あなたはタダのワーカーであって、その状態で100時間を超える残業をさせられているのであれば、これは危険な兆候ですから。
そんな状況でしたら、自分の意志でコントロール出来る範囲を、どうやったら拡大できるのかを考えた方が良いですよ。仕事の成果以上に、この権限争いを巡るやりとりって、未来のあなたに効いて来ますからね。
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