ハズキルーペの売上急伸がヒント。「営業代行会社」起業のススメ

 

中小メーカーに必要な営業代行

他の業界でも同じでしょうが、スポーツ用品業界で定年を迎えた人やリストラにあった人たちの多くは業界を去っていきます。業界にとっては、もったいないことです。まだまだ十分に働くことのできる人たちも多いに違いありません。ですから仕事もしたいはずです。たとえ年金で生活ができるとしても、働いていないと元気がなくなると言われています。

また、シニアは新しいことを覚えるのが苦手です。そういう人たちにとって、それまでの業界と同じところで働けるならばその知識や経験を活かすことができます。そのため、シニアによる「スポーツ用品営業代行会社」ができたらどうでしょう。メーカーさんや問屋さんを定年退職したりリストラをされた人たちにとって良い受け皿になるのではないでしょうか。

メーカーさんや問屋さんにいた人は、それまで多くのスポーツショップと知り合い、懇意にしてきました。これは大きな財産です。業界の流通のしくみも分かっています。商品知識も豊富です。そんな人たちがメーカーさんの営業代行をしてくれたら良い働きをするに違いありません。

ただし、大手のメーカーさんは人手が足りていますから、営業代行は必要ありません。必要なのは中小のメーカーさんです。きっと、今の自社の営業マンよりも販売力があるでしょう。もともと、中小のメーカーさんは営業力が足りません。商品を作るのに精一杯だからです。ですから、全国のお店に商品を並べようと思っても苦労をしています。それに、営業マンの数も少ないです。

そして、取引先である問屋さんは大手メーカーさんの商品を売ることで手一杯。中小メーカーさんの商品にまで手が回りません。自社製品の営業代行をしてくれる会社があれば、すぐにでも活用したいはずです。

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