ところが、最近では「むやみに食べたいので、栄養価の低いものでダイエットする」という奇妙な考えが発生しています。なぜ「奇妙」かというと、世界はまだまだ食料が不足し、常時8億人程度の人が極度の飢えに苦しんでいます。その多くが発展途上国なのですが、そこには「日本向けの畑」というのがあり、飢えて困っている人がいるのに、日本人がお金を払ってくれるからということで、食料が日本に輸出されています。
実に不見識な行動といえるでしょう。自分は余計に食べたい、食べると太る、だからといって食べる量は減らしたくない、だから世界で飢えている人が多くても、太らない食べ物を余計に食べる、そして糖尿病などにならないように糖質を制限し、上質の牛肉を食べる、というとんでもないことになっています。
たとえば牛肉は1キログラム生産するのに、穀類を11キログラム使います。つまり米やトウモロコシを食べる代わりに牛肉でカロリーを取ろうとすると、11倍の食料が必要になるということです。それなら穀類や肉をバランスよく食べて、食料を浪費することをせず、その分で飢えた子供を救おうとするのが人情というものです。(メルマガより一部抜粋)
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