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なんか居心地わるい。お客様が無意識で避けるお店の「共通点」

きちんと掃除が行き届いている店と、そうでない店。あなたはどちらで買い物したいと思いますか?今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、人は無意識のうちに「良い」「悪い」を判断することがあるとした上で、無意識に「良い」と思ってもらえる店作りについて紹介しています。

無意識に影響する情報

私のようなショップを相手にする研修講師や、コンサルタントの方などだと、お店を見た時、入った時に、意識して情報を得ます。「このお店はこうだな」とか、「この部分を改善すればもっと良いのにな」みたいなことを見ているわけです。

しかし、一般的なお客様がそうかというと、決してそんなことはありません。お店に入る時に、別にわざわざ「ここがどう」などは、考える必要もないので、普通に商品を見て、普通に接客を受けて帰ることになります。ただ、だからと言って、何も情報を得ていないわけではありません。無意識の内にそのお店を良いと思うかどうかを判断しているのです。

その典型的な要素が、掃除だと思います。いわゆる「クリンネスとかクレンリネス」とか呼ばれるような部分で、店を綺麗に保てているかどうかといった部分のことですね。

お客様はお店に入った時には、確かに商品から得る情報が最優先です。ですが、商品を見て回っていたり、食事を摂っている最中でも、自然と店全体の様子は目に入ります。そして、その店の中が汚れていたりすると、わざわざ意識はしないまでも、なんとなく、良い気分になれないものなんです。もちろん、「なんだか汚れているな」と意識するお客様もいらっしゃいますが、どちらにしても、その店が良いか悪いかを判断する材料にはなってしまいます。

逆に、常に綺麗に保たれているお店では、商品を見ていても、食事を摂っていても、なんとなく快適なわけです。だから、こういった無意識に影響を及ぼしてしまう部分は常に良い状態をキープしておかなければいけないのですね。

なぜこんな話をしているのかというと、「お客様から言われたことはありませんけど」と思っている人がとても多いからです。明らかに店が綺麗な状態ではないのに、「いやでも、お客様からは何も言われたことはないです」と言ってしまう人は少なくありません。

いや、そんなの当たり前です。わざわざそんなことを指摘してくれるお客様はまずいませんし、そもそも無意識に「良くない」と感じて、もう店に来なくなっているのですから、当然のことなんですね。そうなってしまう前に、良い状態をキープして無意識に良いと思ってもらえるようにしないといけないのです。

掃除という要素だけではなく、こういった無意識に影響を及ぼしてしまうことは、たくさんあります。まずは、それがどんなものなのかを考え、無意識で「良い」と思ってもらえる状態にするには、何ができるかを意識して取り組んでいきましょう。

今日の質問です。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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