皿の大きさに例えれば判る。事業拡大の前にかならずやるべきこと

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立ち上げた事業を軌道に載せた経営者が次に考えるのが、規模の拡大。しかしもちろんそれは容易なことではなく、さまざまなリスクが伴います。事業拡大のため、まずすべきことは何なのでしょうか。人気コンサルタントの中久保浩平さんは自身の無料メルマガ『ビジネス真実践』で、そのポイントを解説しています。

事業を拡大するために必要なこと

士業を営んでいるAさんからのご相談。Aさんの課題は、複数抱えているクライアントとの仕事が手いっぱいで中々新規開拓ができない。営業活動が出来ないというものでした。とはいえ、紹介によって仕事自体は安定しています。ですので無理に営業する必要はありません

では、どうして新規開拓の営業が必要なのか?それはAさんの目標にありました。Aさんは、士業の傍ら、セラピストとしての勉強をされています。近い将来にはそのセラピストでも事業展開したいとのことでした。もちろん、本業の方は優秀なスタッフもいらっしゃるので、任せることは可能とのこと。なので、新規事業を展開するためには、それなりの営業活動が必要であるということでした。現状の士業から一歩引いてやりたいことをする為にも、今以上の地盤を築いてから…ということになります。

では、どうやって新規の営業活動をすればいいのか?結論から言うと…、Aさんの場合、無理に営業活動をする必要はありませんでした。これまで起業してから、紹介ベースでクライアントを獲得してきたので、無理に新規開拓をする必要などないでわけです。それに一気に手をドバッーーーーと手を拡げると顧客対応に必ず無理が生じてきてしまいます

小さな取り皿に、5人前、8人前もの料理を盛り付けるとこぼれます。200ccのカップに1リットルの水を注ぐとこぼれます。事業の拡大や顧客の幅を拡げるということは、このようなことと同じです。だから、まずは受け皿を大きくすること。その受け皿の大きさによって、料理を取り盛り付けていくこと。

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