皿の大きさに例えれば判る。事業拡大の前にかならずやるべきこと

 

では次に、どうやって皿を大きくし、その器の大きさに合った量の料理を盛り付けていけばいいのか?考え方はシンプルです。スタッフに対して

「今後○年後に、今現在考えている企画を新規事業として取り組みたい。この事業は、本業とも絡めて展開できる点が多々あり、今以上のサービス価値を提供することが可能になります。みんなには、軌道に乗せるまでは、しんどい思いをさせたり、余計な負担がかかるかも知れないけど確実にみんなのスキルアップに繋がるし、今以上の責任感のある仕事をして貰えるようになります」

と、新しいサービスを展開することによるメリットどデメリットリスクを明確に伝えることです。それでみんなが納得した上で、スタッフのスキルアップカリキュラムや、仕事の割り振りなどを具体化していきます。スタッフのモチベーションを創造するのです。これが受け皿を大きくする為の一歩となります。

と同時に、新しいサービスを市場にどう伝えていくか?そのコンセプトを固め、さらにはコンセプトをカタチにするべくセルフイメージを進化させます。そして、その新しいサービスを利用するメリットや利用しないデメリットは?を具体的且つ明確にしていきます。それらが明確になれば、今度はそれらを伝える為の情報を実際に発信していきます。これが、料理(新しいサービス)を盛り付けていくための一歩となります。

つまり、社内には「そのサービスによってどんなことが起こるのか?その価値は?」を伝え、社員のモチベーションを創造し、市場には「そのサービスをどう伝えるか?」を考え実際に伝えていく。この両輪の情報発信を行うことが必要且つ重要です。事業の幅を拡げ、拡大する際には、受ける器と盛り付けのバランスをよく考えながら進めていくことがとても大切なのです。

■今日のまとめ

「事業を拡大するには器と量のバランスが重要。」

  • 事業の幅を拡げたとき、自社の受け入れ態勢は今のままで十分か?補足しなければならないところはないか?確認してみる
  • 上記により、足らない部分、補強しなければならない部分があるとすればどのようにしてそれを補う必要があるか?考えノートに書く

image by: Shutterstock.com

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【著者】 中久保 浩平 【発行周期】 毎週:火・木午前8:00発行※祝日の場合は翌日

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