ウソをついてまで物を売ろうとする人間が結局は損する明白な理由

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営業マンは担当ノルマ、営業課長は課のノルマに追われ、ともすればだましに近い営業トークに走りがちです。学歴やコネが無くても年収1,000万円になれるスキルをセミナー等で多くの人に伝えている佐藤しょ~おんさんは、自身の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』で、顧客に対し正直に接することが、結果的に売上・利益といった業績拡大につながると説いています。

正直が一番儲かるんだよね

ビジネスには顧客が付きものです。誰かに何かを買ってもらうということがビジネスなんですから、買ってくれる誰かがいなければ、ビジネスは始まりません。

そしてビジネスとはそんな顧客を繋ぎ止め、これを増やしていくというゲームなんです。これをゲームだと考えられる人はビジネスを大きくすることが出来ると思います。

そんなビジネスで、どうやって顧客を増やすかが最も重要なテーマになるわけですが、これは顧客を裏切らないということに尽きると思うんですよね。欺さない、誤魔化さない、ウソを言わない、後悔させない、そういうものを総称して「裏切らない」と言っていますが、私のような零細企業では、この評判こそが最も重要でして、ここに甘えとか驕りが混じるとあっという間に破滅の憂き目に遭うことは必定です。

私が提供するモノといえば、今はこのメールマガジン、各種セミナー、過去にちょこっとだけやったコンサルが該当するわけですが、ここにウソや誤魔化しは無いのだという自信が私を支えていると言っても過言ではありません。

は?そんなの当たり前でしょ?と思ったあなたはまだ世間を知らないんです。世間では驚くほど、有料で提供しているモノにさえウソが混じっているものなんですよ。怪しい系の知識なんて、ホントのことに辿り着くのにどんだけガセネタにぶち当たるかを正直に書いたら、本が1冊書けるくらいですから。

そもそも書籍であっても、そこに本当のことが書かれているとは限らないんですから。昔、とある先生の占いの教室に行ったら、セミナーの冒頭の方で、

 ■ 私のこの書籍の○○ページから○○ページまでは全部間違いだから

って言い始めて、何を言ってるの?どこかに誤植でもあったのか?と思ったら、その先生、

 ■ たった2,000円の本で本当のことを書けるわけがないだろう

って開き直りましたからね。こんなの良くある話で、ウン万円払って受講したセミナーの内容が、その5年後別のセミナーで、

 ■ あの時の話は全部ウソホントはこっちが正しいの

って言われたときには脳みそが沸騰しそうになりましたから。ちなみに今ではやたらと本を書くようになった先生なんですけどね。最近ではその本の内容やセミナーコンテンツで、どこにウソが混じっているかが、エネルギーで感じられるようになったので、悔しい思いをせずに済むようになりましたけど。

そんなふざけた商売をやってるヤツがいるのか?とお思いでしょうが、リアルなビジネスでも、営業サイドが顧客に伝えるオーバートークとかある意味完全なウソであることも、ままありますよね。私はサービスの実施部隊だったので、営業のそんな調子の良い約束の被害に何度も遭ってますからね。

これ全部、広義の意味では顧客を裏切っているわけですよ。そこに後ろめたさを感じるかどうかは別にして。

私はそれがイヤで、自分が独立した暁には、そういう商売を決してするまいと決めたんです。

ようやく10年経って、それが顧客(読者さんだったり、受講生ね)にも浸透して来たと感じています。

そしてこの部分の正直さって、売り上げとか利益とコンフリクト衝突するものではなくてむしろこれを増やすものなんですよ。ここが肝心ね。

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