どんなにもっともらしいノウハウも、実践により証明されていなければ説得力はありません。今回の無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が、1ヶ月の勉強でTOEICスコア800点をクリアした体験記と、成し遂げてみて改めて気づいた「TOEICと英語の真実」について記しています。
【結果発表】東大理三が教える!TOEICで、1ヶ月で815点を取る方
こんにちは!ゆうきゆうです!先日の続編。TOEICの結果についてです。リスニングが455点(495点満点)、リーディングが360点(同じく495点満点)。あわせて815点(990点満点)でした。これは、うん。いいか悪いかというと、悪くはないのだと思います。たぶん。女性の胸でいうなら、Eカップくらいなんだと思います(990点をZカップとして)。受験者の平均点が570点くらいとされているので、うん。800点台なら、うん。まぁ。1ヶ月前後の勉強にしては、まぁ、よくやったのではないかなと。
リスニングはかなりできたと思うのですが、リーディングはそれなりで、やはり最後の問題までたどりつかずに時間が来てしまったのが、ちゃんと結果に出たのだなと思いました。とはいえリスニングは、最初に話した「バカほど正解」という攻略法をはじめ一応はその受験テクニックが生きた感じに。このTOEICの点数によって、履歴書に書くことで就活が有利になると考えれば、意外とTOEIC、現代における「チート」こと「ウラ技」なんじゃないかと思います。あなたもぜひTOEICを。
いずれにしても、リスニングだけでも高得点を取れたので、これから先、街中で外国人美女に突然話しかけられる事態があっても、即「イエス・アイラブユー」と返せる自信があります。TOEICというよりHENTAICHじゃないかと思いつつ。
使った参考書は?「どんな勉強をしたの?」
自分自身、大学受験で、東大理三(医学部)というところに受からせていただき、このような本を出しました。
●『夢をかなえる勉強術』(ゆうきゆう 著/SBクリエイティブ)
これはマンガにもなっています。
●『マンガで分かる逆転発想勉強術 1巻』(まったくモー助 著/少年画報社)
この本の内容を本当に一言でまとめると、「とにかく楽しみながら勉強をしろ!」「特に苦しんで何かを解こうとせず、気軽にパターンを暗記していく感じで行け!」というものです。一言というより二言でした。
自分を楽しませつつ、気楽にチョコチョコやることで、受験勉強をこなしていこう…そんな内容です。この方法は、TOEICでも使えるのではないかな、と考えました。
実際に今回読ませていただいたTOEICの攻略本の中に、こんなものがありました。
●『40歳オーバーでニート状態だったぼくが初めてTOEIC L&Rテストを受けていきなり930点取って人生を劇的に変えた、効果絶大な英語勉強法【新テスト対応新装版】』(春名久史 著/扶桑社)
これは非常に面白かったです。文字通り、今までは半分ニートみたいな生活をされていた方が、TOEICで930点を取り、その勢いで英語翻訳の資格を取り、時給数千円の仕事について人生が変わった!という体験談です。
この内容を一言でまとめると「とにかく公式問題集(過去問)をやれ!解こうとせずに、とにかく覚えろ!」というものでした。これも自分自身の勉強法に通じるものがあると感じました。TOEICでも通用するのだ、と。よって「TOEICでも、最低限の労力で楽しみつつやれば、短期間でそれなりの点数が取れるのでは?」と考えました。それもあり、とにかく公式問題集をやりました。
●『公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3』(Educational Testing Service 著/国際ビジネスコミュニケーション協会)
このシリーズが1~3まであります。また
●『TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編』(Educational Testing Service 著/国際ビジネスコミュニケーション協会)
こういうのもありまので、この4冊を最優先でやればいいのではないでしょうか。実際、解いてみてもたいした手間ではないので、解いてみてもいいですし、時間がなければ解答を照らし合わせつつ読んでみてもいいかもしれません。何にせよ、何度も読むことで、パターンを頭に入れることです。上記の書籍では「7回くらい読み込め!」とありましたが、自分自身、2~3回が限度でした。
ただそれでも、何回も読んでいるうちに、問題と解答の「パターン」や「流れ」が理解できるようになっていきます。そのため試験でも、「なんか全部を理解できるわけではないけど、だいたい答えはコレなような気がする」という状況になってきた気がしました。おそらく「最低限の労力で、TOEICである程度いい点数を取りたい」という目的で考えたら、これこそがベストなんだと思います。
また直前に時間があれば、
●『CD-ROM付 TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術』(ロバート・ヒルキ 相澤俊幸 ヒロ前田 著/アルク)
これをやってみてもいいかもしれません。簡単なテクニック集なので、役に立つと思います。
正直、自分自身がやり、そして点数ゲットにつながったな、と感じるのは、ここまで紹介した本でほぼすべてです。みなさんも、1ヶ月前後で何とかしたい、とお考えでしたら、この通りにやると良いのではないかなと。とはいえ、他にもやった参考書はありますので、こちらも参考までに書いておきます。
●『TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ(TOEIC TEST 特急シリーズ)』(TEX加藤 著/朝日新聞出版)
単語帳としてはこちらをやり、だいたい記憶しました。とはいえ、実はこれはそこまで点数に直結してないような気がします。そもそもTOEICにおいて難しい単語の意味を理解する、というより、「知ってる単語が出てきたときに、ちゃんと聞き取れ、ちゃんと文脈としてスピーディに読み取れる」という方がずっと重要で、おそらくそれをちゃんとこなせれば、ずっと高い点数が取れるのではないかと思います。
そしてこの書籍。
●『【CD2枚付】TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版: 新形式問題対応(Obunsha ELT Series)』(濱崎 潤之輔 著/旺文社)
これはこれで濃密で良い本でした。それこそ自分レベルの点数で満足せず、990点という満点を狙っている人向けの書籍です。ただ重ねて「直前1ヶ月でそれなりの点数が取りたい」レベルの人は、先に公式問題集を覚え、読みこなす方が重要かもしれません。ある程度、それ以上に進みたい人向けです。
この中に「990点を取るためには、問題文を全部読め!」という、目からウロコなような、「いやそれ当たり前ちゃうんか」とツッコミたくなるようなテクニックもありました。実際、自分自身「断片的にでも聞こえて来たら、またはテキストに出てきたら(三択問題でのヒッカケでない限り)それが正解!」みたいなショートカットだけで今回の点数を取りましたので、とにかく本気で990点満点を取りたければ、やはり正攻法ですべての問題文を読み、聞くのがベストなんだと思います。最後は結局、王道のようです。
というわけで、何か少しでも参考になりましたら幸いです!
何度も言いますが、TOEICは、上記のやり方さえ行えば、「1ヶ月前後の労力でそれなりの点数が取れる」もので、なおかつ就活の際に書くことで有利になると考えれば、あまり多くの人が気づいていない、社会におけるウラ技ではないのかな、と思います。魔王を倒せるレベルの結構強い剣が、なぜか裏山のスライムを倒すだけで手に入る、みたいな。そしてそれを、みんなあまり知らないで、「魔王を倒す剣なら、ものすごく強いドラゴンが守ってるんじゃない?それに簡単に見つかる場所にないんじゃない?」みたいに思ってるような。ですのでこれを読まれた方に知って欲しい。TOEIC意外にアリだったよ、と。
とはいえ、大半の上記の参考書の多くに、こんな内容が書いてありました。
- TOEICができたからといって、英語ペラペラではない
- ただTOEICという試験ができるようになっただけだ
- 筆者である自分自身も、TOEICで点数は取れたが、いまだに英語は苦手なので、英語で話しかけないでほしい
TOEICと英語そのものは、決して直結しているわけではないようです(もちろん、TOEIC点数が低い人よりは、高い人の方が英語が得意なのは事実ですが)。自分自身、今となって、ものすごくその気持ちが分かります。TOEICを受けて815点と判明する前と後で、ぜんぜんそこまで劇的に変化している自分を感じない。
というわけで、ゲームとしてTOEICを楽しんでいただくことを期待しつつ、ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
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