困らせておけばいい。忘れ物を学校に届ける親の子が成長しない訳

 

まとめると、基本的に心配は「安全」のサインである。つまり、現状維持生命維持のための本能である。

そして成長とは安全領域から出ること。有名な脳科学者の茂木健一郎氏も言っているが、安全地帯・快適地帯(コンフォートゾーン)にいる以上、成長はない。脳は刺激を受けないと成長しないし安全地帯から出ないと進化しないのである。大人にも子どもにもいえることである。

心配しすぎは、子どもの成長を阻害する。心配しすぎることによって、子どもは安全地帯を出られなくなる。その心配の真の願いは、子どもに健やかに育って欲しいという願いのはずである。心配の奥深くの願いを掘り下げれば心配を手放せること請け合いである。

もっと子どもを信じよう。自分自身も信じよう。そんな大人に見守られていたら、子どもも自信をもって生きられるようになるはずである。

image by: Shutterstock.com

松尾英明この著者の記事一覧

『まぐまぐ大賞2014[無料部門]教育・研究』の大賞受賞メルマガ。実践例を通して、教育観を磨きながら、具体的な手法にもふれていきます。「教育を志事にする」を信条に、真に役立つ実践的な情報だけを厳選してお伝えします。教育関係者を中心に、子どもに関わる全ての方々に向けて発信します。登録・解除ともにすぐできますので、ご一読よろしくお願いいたします。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術 』

【著者】 松尾英明 【発行周期】 2日に1回ずつ発行します。

print
いま読まれてます

  • 困らせておけばいい。忘れ物を学校に届ける親の子が成長しない訳
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け