まとめると、基本的に心配は「安全」のサインである。つまり、現状維持、生命維持のための本能である。
そして成長とは、安全領域から出ること。有名な脳科学者の茂木健一郎氏も言っているが、安全地帯・快適地帯(コンフォートゾーン)にいる以上、成長はない。脳は、刺激を受けないと成長しないし、安全地帯から出ないと進化しないのである。大人にも子どもにもいえることである。
心配しすぎは、子どもの成長を阻害する。心配しすぎることによって、子どもは安全地帯を出られなくなる。その心配の真の願いは、子どもに健やかに育って欲しいという願いのはずである。心配の奥深くの願いを掘り下げれば、心配を手放せること請け合いである。
もっと子どもを信じよう。自分自身も信じよう。そんな大人に見守られていたら、子どもも自信をもって生きられるようになるはずである。
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