漢字の書き取り・野球の素振り・柔道の受け身など、学力やスポーツの基礎固めに欠かせない反復訓練は往々にして単調なものです。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では、著者で学歴やコネが無くても年収1000万円になれるスキルをセミナー等で多くの人に伝えている佐藤しょ~おんさんが、反復訓練を身につけかつ好きになるコツについて紹介しています。
反復訓練が出来ない人は継続が出来ない人
のっけから核心を衝くタイトルにしましたが、ホントにこれだけですよ。
反復訓練をしたい、やりたい、楽しいと感じる人ってみなさん例外なく継続することの重要性を理解しています。少しずつコツコツと積み重ねることの強さ、万能さを知っているから反復訓練が出来るわけです。
そして最初はリターンのためにイヤイヤ続けていたことも、こうやって積み重ねたモノがひとつずつ増えてくると、それに合わせるかのように継続することが好きになってくるんです。だって続ければ続けるほど、リターンが大きくなるんですからそりゃ好きになりますよね。
反復訓練の重要性を頭で分かっていても、これが出来ない人というのは、日常生活で継続による積み重ねをやったことがないか、そこからのリターンをまだ味わっていない人なんですよね。
だからまずは継続からなにかしらのリターンを受け取るという実績が必要になるんです。そのために一度は石に齧り付いてもやり続ける必要があるんですよ。
結局頭の良い人、賢い人ってこれを10代の頃に体験しているんです。頭の悪い人って、そこから逃げ出したってだけの話なんです。逃げ出さずにやって結果を出した人は、そのことが好きかどうかは別にして、
● 要はやれば良いんでしょ、やれば
って分かってますから。
私も中学の頃まではこれが出来たわけなんですが、それなのにこれが好きじゃなかったんです。受験という逃げられないゴールがあったからイヤイヤやっていただけで、好きか嫌いかと訊かれたら嫌いだったわけですよ。そうなると、ちょっとでも逃げ場があれば、言い訳があれば、そっちにダッシュしますから。それが私の高校時代でしたね。
これは要するに、あの当時はまだ継続の面白さを知らなかったということです。アメやムチがあったから流されてやっただけで、自ら発動して継続させたわけじゃなかったんですね。それが身に付いたのは20代後半ですから。
ですから、一度や二度やり遂げたからと言って、それで継続が身に付いたといえるかというとそれは微妙なんですよ。そしてそのレベルだと、本当の意味での賢さとか脳力って育ちませんから。人生の瞬間瞬間で、切羽詰まって歯を食いしばってやったというだけで、これはアメもムチもなければ、怠惰に流されてしまうということでもあるんです。かつての私のようにね。
だから、反復訓練で何かをやり遂げた人であっても、継続すること、積み重ねることが好きだよ、と胸を張って言えないのであれば、まだまだもう一山越えなきゃならないところにいるということです。まとめると、人間には3種類いて、
- 反復訓練が出来ない人(賢さや脳力に欠ける人)
- どうしても必要なら反復訓練をやるけど、継続は好きじゃない人
- 継続によって能力を高める楽しさを知ってしまった人
に分かれるんです。2番目のタイプが日本人には圧倒的で、頑張って大学に入ったとか、この難しい資格試験に合格したみたいな記憶がある人で、
■ でも今は別に何もしていませんよ
と言う人は、だいたいここに所属しています。
だって3番目のタイプの人は、楽しさを知ってしまったわけですから、これをやらない人生、やらない日々があるということを想像出来ませんから。だからいつでも何かしら、それが日記を書くことだったり、筋トレだったり、ランニングだったりなんでも良いんですけど、毎日継続ネタの何かをやるはずなんですよ。それが途切れることなんてないんです。
私だって継続ネタは増えることはあっても、減ることって滅多にありませんから。あるテーマはこれで卒業、明日からは別なモノをやるぞみたいなチェンジはありますけどね。
それが5年も10年も続いた結果、全く予期しないところからリターンが、それも巨大なリターンが返って来るということが、人生で起こり続けているのが当たり前になっているはずなんですよね。
image by: Shutterstock.com