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異性だって自由自在。「返報性の法則」を利用して人を動かす方法

人を意のままに動かすことができるという「返報性の法則」をご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』では、著者で学歴やコネが無くても年収1000万円になれるスキルをセミナー等で多くの人に伝えている佐藤しょ~おんさんが、そんな法則を使った人付き合いの極意を紹介しています。

借りを返すということは、関係性を精算すること

人間って借りがある、もしくは貸しがあると自覚している相手が自分の視野から消えることはなかなかないんですよ。目の前にこの貸し借りがちらつきますからね。

その貸し借りがシンプルなものなら、

 ● 早くこの間の借りを返さなきゃ

って考えるモノですからね。

その状態で、逆に貸しがある方が、その貸しと同等レベルの借りをお願いしてきたらどうでしょうか?これを返報性の法則と言いまして、稀代の名著として名高い『影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか』で解説されている、人間のナチュラルな感情があるんです。

これは借りがあったら借りを自覚したらそれを返してあげなきゃならないと、「無意識で考えて、「無意識にそう行動してしまう人間のサガなんです。

そんなの当たり前じゃんと思います?そういう人は毟られるだけ毟り取られまくる人生を送るはめになりますから要注意です。

デパ地下の食料品売り場に置いてある試食品って、味を確かめるためのものじゃないんですよ。あれを食べてしまったら、「タダで食べてしまったという借りの感情が買い手に生まれて、それによって本当は買う必要が無いのに買ってしまうという、この返報性の法則を利用した売り方なんですから。

みなさんは良い人だから、お店の人や、取り引き先が自分のために走り回ってくれると、

 ■ これだけ自分のためにやってくれたんだから何か買ってあげなきゃ

って思いますよね。それってあなたがそう思うように狙って仕組んでいるんですよ。

これと同じ構図が、貸し借りの関係でも発生するんです。そしてこの感情は万人が持つ普遍的なところがありますから、これを利用して人を動かす事が出来るんですよ。それを解説したのがこの本なんです。ですから、ビジネスをやっている人は絶対に読まなきゃダメな本で、だから私の良書リストにも載っているんですが、この本の感想を言ってくれる人ってほとんどいないんですよね。

閑話休題を続けます。

この法則を男女関係で利用するというワザも開拓出来るわけですね。まだ付き合っていないけど、気になる人がいたら、その人に貸しを作るか逆に借りを作れば良いんですね。貸しは分かるけど、借りはダメなんじゃない?と考えた人は短見に過ぎます。借りを作ったということは、これは貸しを作っている人から見たら返報性を期待しているわけですよ。そこですかさず、借りを返すイベントを作って誘えば、例えば、

 ● この間は傘を貸してくれてありがとう御礼をしたいのでご飯でも食べようよ

と誘うと、なにも貸し借りが無い時に比べて、OKと言われる確率が高まるのが分かりますよね。こういうのを狙って設計するんですよ。

閑話休題。

話を戻すと、自分が1万円分の借りがあると自覚しているとして、貸してくれた相手がそのあとに、あなたに頼まれゴトを依頼したらあなたは断りづらいですよね。こういう状態を義理があるというのですが、これを戦略的にここぞという時に使うカードを切るために準備するというのもひとつの手です。オレが頼んだら断れないよね、という関係を何人も持っておけば、あなたが本当に困った時にはこのうちの誰かがあなたを助けてくれますから。オトナならこれは考えておくべきです。

でもこれって一歩間違えたら脅しみたいになるじゃないですか。ですから私は人生でこのカードを切ったことがありません。

私が人間関係を深めるためにやるのは、この関係になったら

 ● 自分が貸したと思われる価値の半分程度のお願いをする

というワザです。実際には半分以下で、1万円の貸しがあるなと考えたら2,000円とか3,000円分の借りとなるお願いをするのです。相手にとっては軽いお願いですから、嫌がられることもありませんし、それじゃ返し足りないと思うかも知れません。大事なのはそこからで、そのお返しを受け取ったら、

 ● すかさずその事に対してこちらからお返しをする

のです。もちろんこれが金品であることはほとんどありません。特におカネは禁物。ここは極意なんですけど、おカネってデジタルな数字なんですよ。だから差し引きの差額があとどれくらいって分かってしまうんですねこれはダメなの。

ここでのゴールは関係性の維持とさらなる浸透ですから。つまりどうやってもっと仲良くなるかという話ですからね。

その為に必要なのは、貸し借りの残高が分からない状態にするということなんです。

という状態になると、どっちがどれだけ貸しているのか借りがあるのかが分からなくなりますよね。

おめでとうございます。こうなったら、あなたはその人と簡単に縁が切れない深い仲になったといえるのです。あとはこれをメンテナンスしていれば、その人との関係性は途切れることがなくなるんですね。

なんだかんだ言いまして、私と一部の塾生とはそんな関係性が出来てまして、お互いに貸しっこ借りっこの関係が複雑に絡み合っていまして今さら精算なんて出来ない状態になっています。

このレベルになったら、どちらかがその関係性を悪用しない限り、縁を切ろうと思わない限り、特に苦労すること無く関係性は良い状態のまま継続するんですね。

こういうワザは科学では絶対に割り切れませんし、予測出来ません。でもやれば分かりますが、相手がフツーの人ならこれが効かない人などいないんです。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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