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有料サービスを使わない人間が資本主義社会の成功者になれない訳

前回の記事『通帳の残高を見てニヤニヤしてるだけの人ほど金運が上がらぬ訳』で、「金運とはなにか」について論じてくださった無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさん。今回は、「有料と無料を比較することによりビジネススキルが成長する法則」について記しています。

有料と無料を比較すると

前回は金運は動きを伴う流れですよ、ということを解説しました。

その流れに沿うように、出来る範囲でおカネを使っているとそのうち有料のモノと無料のモノとの違いがビビットに感じられるようになるはずです。

あらゆるビジネスは、最終的には集めたおカネの多寡が成績表になるわけですから、最後はおカネを払ってもらいたいわけですよ。そのためのルートというか、順序の最初に無料があるだけなんですね。最初から最後まで、全部無料で良いよというビジネスがあるとしたら、それはあなたのビジネススキルが低くて、ビジネスモデルを読み解けていないだけなんですから。

みなさんが日々使っているLINEって、フツーに使う分には無料ですけど、あれはあなたに課金していないだけで、あなたのウラ側にある情報をLINEが利用することでおカネに換えているだけですからね。譬えて言えば、民放のテレビは直接的には無料ですが、間接的にはCM代が各商品に上乗せされて、別のタイミングでみなさんが支払っているんですよ。それと同じです。

最近ではここが非常に巧妙化したビジネスが増えたので、直接的におカネを課金するモデルが余計に高いモノ、無駄なモノに思えてしまう傾向があるんですが、直接課金しているビジネスモデルの方が正直でそのサービスに自信を持っていることが多いんですよ。だってユーザーから正々堂々とおカネをもらうわけですから、提供するモノに自信が無いなんてことがあるわけありません。

そういうサービスを積極的に利用してみることで無料の世界と有料の世界の違いを味わうことが出来るんです。そしてこの違いを堪能して、提供されるサービスのレベル感を評価出来るという人が、資本主義社会に於ける成功者であり、おカネ持ちなんです。

もちろん中には、

 ■ ウワ!おカネを払って損したわ

というモノにも当たりますよ。でもそれは経験値を積むためには仕方ないんです。そういうところで損をしたくないと考えるから、この感覚が育たない、身に付かないんです。どちらにしろ、相対的には有料のモノの方が優れていて気分が良い体験が出来るのは間違いありません。

で、その結果どうなるのかというと、あなたは段々と目利きになれるんですよ。身銭を切って買うからこそ、評価する時の目も厳しくなるんです。これが無料だと、

 ■ 無料だから仕方ないよな

って思えてしまいますよね。ここで終わるからダメなの。だったら、

 ● おカネを払ったらどういうレベルのモノが提供されるんだろうか

と考えるべきで、そしてそれを知るために、おカネを使うんですよ。そうしたらその体験は、

 ● 「有料」マイナス「無料」の評価を味わったこと

になるんです。当然ですよね。

そうすると、この差分、つまりあなたが手にしたポジティブな体験と支払った金額のモノサシが出来るわけですよ。それを繰り返すことで、値付けと満足度のバランスが身に付くんです。

ええと、これを身に付けずに独立なんてしちゃダメですよ。絶対に失敗しますから。社長のやる現場仕事で最も大事な仕事は、プライシングつまり値決めですから。

有料のサービスにおカネを使うと、どういうスキルが育つかもう分かりましたね。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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