受験シーズン真っ只中。縁起でもない話ですが、あり得ないとは言えないのが、志望校全てに落ちてしまうことです。我が子がそのような事態に陥ってしまった時、親として真っ先にすべきことは?今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』で著者の真井花さんが、懇切丁寧にレクチャーしてくださっています。
全落ち
さて、本日は縁起でもないお話。
受験シーズンですね!私立中学や高校、あるいは大学の前期試験など、進路を分けるテストがばんばん行われるのがこの時期です。
- 全落ち(=志望校全部で不合格)
です。
もちろん現在までのところ、という意味ですよ。まだ二期や中期など受験システムによってはテストを受けられるところもあるはずですから。すべての受験日程が終わって、すべての結果が確定するのは、3月以降にあるでしょう。
受験生も指導する先生も、あるいは親御さんも、本命だけでなく滑り止めの計画も立ててきたはずです。それにもかかわらず、全部落ちてしまう。まあ、テストなんですから、これは
- あり得るハナシ
ですよね。そうなりたくはないものですが。
さて、問題はここでどうするのか、です。
なによりも先にして欲しいのが
- 当日はお子さんを労ってあげる
ことです。親の方もガッカリしていますよね。で、つい「どの教科が出来なかったの?」とか「もう少し勉強しなさいって言ったよね」とか「まあ、実力だよね」とか言ってしまいがちですよね。
でも、親以上に誰よりもガッカリして傷ついているのは
- 本人(;_\)
ですから。親の側が自分の気持ちを持て余して、子供にそれを押しつけるようなことは、避けたいところです。
他のシーンでもそうですが、問題を片付けようとする前に
- 気持ちを受け止める
のが先なんですよね。コトが起きた直後というのは、大概の場合
- 焦りまくって取り乱して
いるものです。落ち着いてモノが考えられる状態じゃないんです。ここでは順番が大切で、
- 感情を沈める・落ち着つかせる
- 問題を検討・解決する
というステップが必要なんです。そしてそのステップは、
- 必ずこの順番
なんです。
で、翌日あるいは数日後に落ち着いてきてから
- 冷静に今後の話をする
わけです。
まず、どの受験に落ちたかで大きく異なってきますよね。
中学高校の場合には、浪人のデメリットが日本では計り知れないほど大きいと思われるので、ランクを相当下げても受験出来る中学や高校を目指すことになるでしょう。
これとは違って、大学の場合には、浪人が結構メジャーな選択肢のひとつになっていますよね。なので、選択肢としては
- 浪人(予備校浪人・宅浪)
- ランクを落として進学
- 就職
このくらいになります。
ま、ワタシ的には宅浪は、オススメしません。家にこもって一年勉強するだなんて、
- 鋼どころか金剛(ダイヤモンド)なみ
の精神力ですよ。ムリムリ。浪人するなら、予備校に通うことをオススメしますね。つまり、その経済的負担も含めて今後を話し合うことになるでしょう。
全落ちしたら、どうするのか。まずは、傷ついているお子さんを労ってあげてください。その後に落ち着いて今後を話し合ってみてくださいね。
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