「死にたい」と口にした人へ言うべきこと、言ってはいけないこと

 

家庭教育アドバイス…「生きる力を持ち続けるには」

生きたい、でも生きるのが辛いから仕方なく「死」を選択してしまう。そんな悲しいことはありません。なぜ生きるのが辛いのか─?その人の価値観が受け入れられないから─です。

人は一人として同じ人はいません。みんな違います。私に大切な何かがあるように、あなたにも大切な何かがあります。そして、相手と共に「大切な何か」を受け入れ、(つまり相手を丸ごと受け入れ)寄り添うという共同体が、生きやすい社会です。

「人はみんな違う」とぼんやりわかっていても実際に受け入れるのは難しいことです。世界中にはびこる人種差別然り、LGBT差別然り。「みんな違う」のだと認め合うことがなかなかできていないのが現実です。

「価値観が多様化している」にもかかわらず、日本では、一度でも失敗するとレールから外され、負け組だとラベリングされてしまいます。何が基準の負け組なのでしょう?

違いを認め合えないから、人は追い詰められた末に、「避けられる死」であるはずの「自殺」を選択してしまうのです。その選択をさせないためにも「他者を認める」「違いを受け入れる」ことの大切さを周囲に伝えていくことが必要です。

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家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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