家庭教育アドバイス…「生きる力を持ち続けるには」
生きたい、でも生きるのが辛いから仕方なく「死」を選択してしまう。そんな悲しいことはありません。なぜ生きるのが辛いのか─?その人の価値観が受け入れられないから─です。
人は一人として同じ人はいません。みんな違います。私に大切な何かがあるように、あなたにも大切な何かがあります。そして、相手と共に「大切な何か」を受け入れ、(つまり相手を丸ごと受け入れ)寄り添うという共同体が、生きやすい社会です。
「人はみんな違う」とぼんやりわかっていても実際に受け入れるのは難しいことです。世界中にはびこる人種差別然り、LGBT差別然り。「みんな違う」のだと認め合うことがなかなかできていないのが現実です。
「価値観が多様化している」にもかかわらず、日本では、一度でも失敗するとレールから外され、負け組だとラベリングされてしまいます。何が基準の負け組なのでしょう?
違いを認め合えないから、人は追い詰められた末に、「避けられる死」であるはずの「自殺」を選択してしまうのです。その選択をさせないためにも「他者を認める」「違いを受け入れる」ことの大切さを周囲に伝えていくことが必要です。
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