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客がカネに見える現象を吹き飛ばせ。店員が原点回帰する方法

新年度を迎え、新しいメンバーが加わったという職場も多いのではないでしょうか。新人教育もスタートしていると思われますが、その際、既存スタッフもともに「商売そのものの原点」を確認すべし、とするのは接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。坂本さんは今回、自身の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』にその理由を記しています。

原点を確認

新しくスタッフが入ってくる時期です。皆様の会社やお店にも、新人さんと呼ばれる人たちがいらっしゃるかもしれませんね。そんな新人スタッフが入ってくる時や、既存のスタッフにとっても節目となるようなこういう時には、たまにでも良いので、原点を確認したいものです。

自分たちは何を売っているのか?」そして、「お客様たちは何を買ってくれているのか?」という、商売そのものの原点ですね。これは、新入社員研修などでもよく行われることです。

新入社員の人たちにとって、これから扱う商品とはどういうものなのかを知ってもらう。そうすることで、商品に対する責任や、お客様を接客することの意味を、改めて理解することができます。

ですが、こういうことは、案外確認しないとわからなかったり忘れてしまうものです。

初めて商品を扱うことになる人たちは、自分たちが売っているものは何かと言われても、商品名くらいしか答えられません。なぜなら、その商品を買ってくれたお客様がどうなっているかをまだ知らないからです。

お店で実際にお客様に商品を販売して、その商品をお客様が使用してくれて初めて、「なるほど、お客様はこうなるのか」ということがわかります。本来、お店で売っているものというのは、そういう部分なんですよね。

そんな部分を知っているのといないのとでは、接客の内容も何もかもが変わりますから、ぜひ今のタイミングでも考えてもらいたいことだと言えます。

そして同時に、既存のスタッフたちも再度確認したいことです。長くお店にいればいるほど、商品一つが売れた金額や個数ばかりに目がいって、「今日はいくら売れた」「今日は何個売れた」という話ばかりになってきます。

しかし、本当にお客様にお金を出して買ってもらっているのは、そういう金額や個数で見るものばかりではなくて、もっと本質的なもののはずです。商品を購入して使ってみて得られるもの、それが何なのかを忘れていると、感覚も徐々にマヒしてきてしまって、お客様の幸せを考えられなくなります。そうならないためにも、新入社員たちと一緒に考えるのも良いかもしれません。

これからお店で活躍してもらうために、また、既存のスタッフたちには、さらにお客様の満足を増やすために、ぜひ今のタイミングで考えてみましょう。

自分たちは何を売っているのか?
お客様たちは何を買ってくれているのか?

どんな答えが出てくるでしょうか?

今日の質問です。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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